音楽ではクラシックが好き。自分もピアノを弾いていたことがあるからだと思う。私の年代ってピアノを習ったことのある人 (特に女の子?) 多いのでは。流行っていたように思う。日本では今もピアノって人気なのかな。

 

家は女三人姉妹で、家計は苦しかったはずなのに何故か母はピアノを買った。ピアノ売りのセールスの人が上手だったのか、女の子三人だから喜ぶと思ったのか。。断り切れなかった~みたいに話していたようにも思うが。。今度父に聞いてみよう (母は他界している)。家にあった誰も弾かなくなったピアノは邪魔だし10年位前に引き取ってもらったらしい。カワイのアップライトピアノだった。

 

三姉妹でピアノをそれなりに続けたのは私だけだった。確か7年位続け、チェルニーとソナタアルバムの途中で辞めた。理由の一つは金銭面もあった。だんだんレッスン料が上がっていき、家計を圧迫しているみたいだった。言ってしまうと、家はどっちかと言うと貧乏だったの。よくそれまでピアノを習わせてくれたな〜と今では思う。

 

私自身はピアノにもうそれほど未練はなく、でも子供二人には習う機会を与えたかった。意外にも長女は中学後半位から本気でピアノを練習するようになり、今大学でピアノ器楽科を専攻している。。

 

ピアノと言えば、、夫の母 (80代) は実は東ドイツ出身。小さい時ピアノが大好きだったそう。第二次世界大戦中、義母の家族はほぼすべてを捨てて東ドイツを脱出した。(ロシア人に狙われたとか?この話はまたいつか。。) 親に一つだけ何か持っていってもいいと言われ、多分5歳位だった彼女はモーツァルトのソナタアルバムを選んだって。なんだか切ない話。長女のピアノ好きは義母から受け継いたのかも。

 

義母はアメリカに来て、同じくドイツ人の義父に会い、こっちで結婚する。ほどなくしてピアノを買ったけど、、義父はあまり彼女によい応援はしなかったよう。難しい曲を弾かないで弾ける曲を弾いたらとか。練習している時聴くのがちょっとうるさいと感じたようだ。もちろん、義母の話なので、いつも文句言っていたのか、たまたま一度コメントしただけなのか、、分からない(義父は亡くなっている)。私は長女が練習しているのを聴くのすごく好きだけどね。まあ義母も子供が二人いて忙しかったのもあったのだと思う。結局、ピアノを本格的にまた習うことは叶わず、ここ30年ほど趣味として弾いていた感じもなかったのでちょっと残念。

 

また前置きが長い。。。昨日は珍しく長女とピアノリサイタルに行った。カナダ人の Jon Kimura Parkerさんのソロ演奏だった。ベートーヴェン、ピアノソナタ第23番 (熱情) が良かった。あとジャズ系の曲はすごく楽しそうに弾いてて、また素晴らしい演奏だった。曲ごとのトークも上手で楽しいリサイタルだった。

 

大学のコンサートホールでのコンサートだったので、音楽科の生徒はだいたいタダでチケットが貰える。(ちなみに音楽科では学費以外でもけっこうFeeを払うのでこれも一部かと。) 今回は私の分も何故かタダで買ってもらえた。無料になるコードを貰ったとか。ありがとう〜。帰りは大学のスーパーでのど飴を買って帰る。。実はまた皆風邪気味なの!あーーーもう。。涙