アメリカの教育についてもう書き尽くしたかな~、と思ったけどそういえば。。キッズは二人とも国際バカロレアを終了しているので、その感想を少し書こうと思う。
国際バカロレアをオファーしている学校に子供たちを行かせたのは私なのだけど、、途中からキッズにまかせっきりになってしまったので、本当に興味のある方はウェブサイトの参照をお勧めです。きちんと書かれています。
https://ja.wikipedia.org/wiki/国際バカロレア
娘は二人とも幼稚園から土曜日の補習学校に通った。特に長女は補習校が好きで中学卒業まであまり文句も言わずに楽しそうに通った。それもあり、もしかしたら日本の大学に(途中の1年だけとかでも)通いたいかな~と思い、国際バカロレアを取れば日本の大学にも入りやすいのではと思ったのだ。結果を先に言うと、、国際バカロレアを取ってよかったけど、日本(や他の国)の大学に行く予定のない彼女たちに必要であったかというとそうでもなかったかも。
アメリカでは高校のアドバンスクラスとして、AP (Advanced Placement) と IB (International Baccalaureate) の両方があり、どちらも大学レベルの入門クラスに相当する。州外に行くと出来ない場合もけっこうあると聞くが、大学によっては AP/IB の試験が通ると大学クレジットとして認めてくれる場合が多い。もちろん下の方のレベルのクラスをスキップすることができるので、時間とお金のセーブになる。私達の住む街では、APはどの公立高校もオファーしているけど、IBは公立高校では15校以上ある内、3校しかオファーされていない。IBクラスをオファーするにはちょっと余分にお金が掛かるらしく、全部の学校ではオファーできないらしい。
アメリカでは新入生の大学合否を決める場合、APとIBをほとんど一緒のレベルとみなす学校と、APを上とする、IBを上とする、あまり考慮しない学校、それぞれらしい。。この大学はIB出身者をよく取っている、とかいう話はたまーに聞くけど、噂の程度。
家のキッズの話に戻ると。。IB をオファーしている高校は人気があったりする。学校の近所(Boundary) に住まない子は市の教育委員会に申し込む。公立なのでエッセイとかがあるわけではなく、抽選!もちろん、同じに市に住んでいる生徒に限るし、すでに兄弟がその学校に行っている場合は優先される。長女は運よく受かった。で、次女はほぼ自動的(Sibling Priority) に入学。学校は近所ではなく、車で15分位。ちょうど私の会社に行く途中にある。
長女はコロナの真っ盛りの時に高校を始めたからかあまり文句がなかったけど(すべてオンラインクラスだった)、次女は、、友達もいない遠い高校にわざわざ行くなんてー、としばらく文句を言っていた。。うーん、ごめんよ。でもね、次女もよい友達が出来て、今は怒っていないと思う。(感謝もしてないかもだけど。。)
二人とも、高校2年生から2年間 IB プログラムを受けた(高校3・4年生でやる場合が一般的)。1年目はそうでもないけど、2年目の最後にディプロマ取得の最終テストがたくさんあり、二人ともかなり大変そうだった。そのため、長女は補習校を辞め、次女はスポーツとの両立で大変だった。
キッズが受けたIBプログラムは高校3年生で終了した。長女の友達にはそのまま4年生をスキップして大学に入学した生徒や海外に1年留学した生徒もいたけど、4年生では近所の2年制大学にパートタイムで行く生徒が多い。うまくクラスを取ると、高校卒業時に短大卒業の資格を得ることが出来る。
頑張ってくれた娘達。ありがとう~。次女は最終テストを今年の5月に終了したばかり。大変だったとブツブツ言っていたけど、シニアになった今ちょっとのんびりできていて嬉しいみたい。次女はまだちょっと怒っているかも知れないけど(笑)、よい経験になっていたらいいなと思う。。