今回は次女のことを書こうかなと思ったけど、まず学費のこと触れようかな。興味のある人がいるかも知れないし、私自身驚いたから。。
州立の大学に行く場合、州外 (留学生含む) からの生徒は約3倍の授業料を払う。これって最初なんで? って思った。北海道の大学が道民は100万円だけど、東京出身の人は300万円って言われたらえ?って思わない?
これってアメリカの州が日本の都道府県よりもずっと自治権があること、大学の運営費がどこから出ているかに起因していると思う。州立の大学運営費の1/3以上は州の住民が払う税金から賄われている。その大学に隣の州の子が行く場合、、実際は親が払っている税金なわけだけど、今まで税金を払ってないのだから授業料は3倍ねということ。
もちろん、低収入の家庭の子には補助金がでる。でも州によってはその規定が厳しく、西海岸の州だと、普通に共働き、標準所得のある家庭にはほぼ補助金はでない(州によって違う。私立は学校によって違う)。どの州にも州立大学はあるのだからそこに行けば授業料は普通の共働きの家庭はだいたい払える金額だと思う。だけど、他州の人気のあるカルフォルニアの大学に行きたいとか、私立に行きたいとなると、、高い。凄く高い。(涙)
カルフォルニアは人口も多いから大学も多い。やっぱり都会には有名校、レベルの高い学校が集まってくる。カルフォルニアも、州立大学 (UCLA とかバークリーが有名だよね)の他、スタンフォード・カルフォルニア工科大など色々。東海岸の方は私はよく知らないのだけど、さらに有名な私立校 (ハーバード、ブラウン、イェールなど) が名を連ねる。あと、質のよいたくさんのリベラルアーツカレッジがあり、長女が学校選びをしている時に大学の多さに驚いた。
学費の話に戻ると、、長女の大学は1年で夏を除くと、レジデント(州内出身)なので$15,000弱。州外出身の生徒は約$45,000 + 生活費。例えば長女が住んだ寮と食費で$10,000 程 (ちなににキッチンなし、ルームメイトありの安い方の寮)。アパートに住むともっと高くなる場合が多い。夏は実家に帰ったりすると飛行機代など諸費用もかかるし、アパートは夏は住まなくても来年度も住むならキープするために家賃は払わなくてはならない。。(寮は夏は閉まる。)
ほとんどの生徒が探すのが、メリットベース (収入に関係なく学績による奨学金) の奨学金。学校によって色々あるらしく、長女も今年度はけっこうもらうことが出来た。(1年生の時はもらえなかった。)でも新入学生はいくらもらえるか、学校にアクセプトしてもらう(受かる)まで分からない。ちなみに、二年生大学(コミュニティー・カレッジ)に行かない場合、公立・私立ともにたっくさんの大学に願書を出す子が多い。長女も10校位受けたはずだけど、10校以上受ける人はざらにいる。
私立の大学だと学費が超高いのだけど、メリットベースの奨学金が出やすい。フルプライスの授業料を払うのは 1/3 の生徒だけとか言われているけど、真相の程は私には分からない。州外の大学に進む低収入ではない家庭の子たちにとっては、私立も州立の大学も同じ位の学費、生活費になる場合がある (らしい)。一番高めの私立大学だと1年間で $90,000 超えるところもあるらしい。。
アジアの文化の傾向かも知れないけど、私の周りのアジア人の親は子供大学費用をほどんど出す、または出そうとしている人がほとんど。アメリカ人の親は、、余裕がない場合子供にローンをしてもらう場合が多いように思う。高校卒業したら自分で生きていってね、なんて家庭もあるけど、アメリカ人でも私の周りはだいたい払ってあげてる人が多いかな。
長女も次女も大学選びは基本的自分でさせた、させている。まあ私も夫も最近の事情がよく分からなかったからもあるのだけど。長女は結果的に安めの州立大学に行っているが、次女の場合は???