話し逸れがちだけどなるべくアメリカの教育に絞って私の経験をサクサクっと書いていきたい。

 

アメリカに着いてから、まず半年ESL (English as a Second Language) のクラスを取った。英語の聞き取り・会話力がひどかったから。。その後、2年制大学(コミュニティーカレッジ)で Administrative Assistant (秘書科かな) の1年コースを習得した。アメリカのコミカレはAssociate Degree (2年の準学位)と取ったり、4年制大学に転校するために行く。

 

1年コース終了後、Practical Training Visa (実務研修ビザ、学生ビザの付属だけど1年働くことができる) を取って、日本の木材会社のアメリカ支店に勤める。まあ事務ですね。給料は超~安かったけど、そこで Microsoft Works を習う。Microsoft Works を知っている人は少ないと思うけど、小さなデータベースを作ることも出来る。この辺りでコンピュータへの興味がわいてきた。

 

縁があり結婚し日本商社のアメリカ支店に働くも。。給料は安く、将来性を全く感じなかった。だって日本からの駐在員の方が交代しながら来るから、私なんか軽い事務しかできない、永遠に。

 

子供も生まれる前だったし、思い切って仕事を辞めまたコミカレに通う。今度はコンピュータプログラミングの準学位を取った。パートで働きながら2年近く掛かった。コンピュータ系でも準学位じゃ最近はあまり仕事がないと思う。。だけどこれは25年も前のことだから、なんとか契約社員として何年か大手ソフトウェア会社、コンサルタント会社で働いた後、スタートアップのソフトウェア会社に入る。その頃にはデータベースの技術職に就き、残業も多かったけど給料も上がっていった。

 

まあ、辛いこともあった。やっと子供に恵まれ、二人目が生まれた後は時短をしたけど、すごく忙しかった。で、部署を変わってからあまり仕事についていけなくなり、ほどなく解雇される(涙)。

 

半年程休み面接に何度か落ちた後、現在の会社に雇われた。13年程前のこと。

 

もちろん運もあったけど、もし私が日本に残っていたら?と考えることもある。心理学専攻といっても臨床心理学に進まなかったので、心理学で食べていくことは不可能。どんな仕事に就けていたのかな、と思うとやっぱりアメリカで短大に行けたのはよかった。日本で大学を出ているので(心理学だけど。。)一応こっちでも4年制大学卒として扱ってもらえた。

 

アメリカの2年制大学は基本的、高卒の人なら誰でも行ける。入学試験は全くないけど、私は外国人なので英語と数学のテストを受けた。これはどのクラスから始めるかを査定するため。仕事をしながらコミカレに行く人もいる。もちろん途中で辞めるも自由。卒業できない人もいるけど、そこでがんばって4年制大学に進む人も多い。履歴書には最初は短大に行ったと書く必要はない。大学名と卒業年しか書かないから。あと誕生日も必要ないし、年齢も聞かれない。まあ年齢は学校卒業年で推測はできるけど。もちろん写真も必要ない(笑)。写真、日本はなぜ必要??

 

一昔前(私がIT系に移行した頃)はプログラミングの面接テストに通れば、ITの仕事に就けた。経験を積めば他の会社に移ることも可能。今はIT系の卒業生が多くなって、解雇された経験のある人と一緒に就職活動するから難しくなっている。あとね~、やっぱりある程度の年を過ぎると、新しい仕事を見つけるのは難しくなってくる。だから、私も今の会社で定年まで働けるといいな、と思っている。私の会社もよくリストラしているから分からないけど、自分がコントロール出来ないことは深く考えずに頑張って働こうと思う。