【心の中の3人家族】
その5:次のステージへ。

ご自身の心の中の3人家族はなんとなく
理解できましたか?
私たちは、ひとりでは生きていけません。
コミュニケーションを取ったり、
情報のやりとりをしたり、
二人以上の人がいる場面を想像してください。
まさに、あなたと誰かさんがいて”心の中の3家族が対面する場面です。
こころとこころの交流が起こる場面です。
1.お互いの期待に添うような交流が生まれ、互いに気持ちよく、情報の交換も円滑になされる場面がありますよね。
こうした交流を相補的交流と言います。
例)
お子さんが走ってきます。あなたの名前を呼びながら。
あっ、転んじゃった。
「痛いよ~」と泣いています。
あなたは駆け寄って、すりむいた膝を見て言います。</em>
「ちょっと、すりむいちゃったね。
大丈夫、すぐに治るからね、痛いの痛いの飛んでけ~」。
お子さんはまもなく泣き止んで、笑顔も出るようになるでしょう。
お子さんは自由な子どもの心(FC)から、あなたの優しさ(NP)を期待して「痛いよ」と訴えかけたのですね。
FC ⇒ NP
それに対して、
あなたはごく自然に優しいNPからの応答をお子さんのFCに対して返したわけです。
NP ⇒ FC
すなおに求めるベクトルに反対向きのベクトルを返したことになります。
相手の期待に添うような交流、相補的交流になりました。
じゃあ、こんな応答をしたらどうなるでしょうか?
お子さんが走ってきます。あなたの名前を呼びながら。
あっ、転んじゃった。
「痛いよ~」と泣いています。
あなたは駆け寄って、すりむいた膝を見て言います</em>。
「単なる擦過創だ、ちょっと出血してるけど通常5分以内に止まるよ。
多少の痛みが、皮膚の感覚受容器から脊髄を上行して大脳皮質感覚野で痛覚として認識されるけれども、こちらも速やかに消退するから、案ずることはないよ」
と科学的事実を述べたとしたら、
お子さんは泣き止むでしょうか?
あなたの回答はお子さんの期待に添ったものでしょうか?
この場合、
お子さんのFCからのベクトルに対して、
あなたは、
あなたの大人(A:アダルト)からお子さんのAに向けてベクトルを返したことになります。
なにがおこったのでしょう?
FC ⇒ NP に対して、
あなたは論理的に、
A ⇒ A を返しました。
その結果、
ベクトルの交差が起こったのです。
2.お互いの期待に添わない交流が生まれ、なんとなく要求が満たされないで、気持ち悪く、情報の交換も阻害された場面です。
こうした交流を交差的交流と言います。
大事なことは、
相補的交流がよくて、交差的交流は悪いとかではありません。
互いが気持ちよく、
今後も信頼し合って、
情報交換を円滑に行いたいのなら、
相補的交流を心がければ良いのです。
反対に、
もう会話を打ち切りたい、
あいての話に乗りたくない、
情報交換をする必要が無い、
ならば交差的交流をすればよいのです。
僕が言いたいのは、
心の中の3人家族をうまく使い分けることで、
あなたと誰かさんの交流をうまくコントロールして、
より幸せな生き方をみつけてくださいねということです。
実は現実世界は、
2つだけの交流では足りません。
あと1つの交流様式があるのですが、
さて、
どんな様式だと思いますか?
宿題にしますので、
ちょっと考えてみてください。
では、また。
【心の中の3人家族】
その4

批判的親、養育的親、大人、自由な子供、適応した子供、
それぞれの自己意識が低い場合の高め方を述べますね。
批判的親:CP
・「私は〜と思う」と自分の考えをはっきり述べる
・要求水準を高く持つ
・立場や年齢にふさわしい姿だろうかと考え、自分に厳しくする
・好き嫌いをはっきり言うようにする
・責任を持った行動をとるようにする
・自分の意見を持ち、それをはっきりと主張するように練習する
養育的親:NP
・相手のいいところ、良い点を見つけて褒める練習をする
・業績、趣味などの良い点に関心を示すように努める
・自分から進んで挨拶をする
・相手の否定的な態度や言葉に応じないようにする
・「よくできたね」「そこがあなたの良い点です」と相手を認め、ほめるようにする
・相手の気持ちや感情を理解するように心がける
大人:A
・物事を分析し、なんらかの規則性がないかを調べる
・言いたい事ややりたいことを紙に書いて明確にする
・同じ状況で他人ならどう判断し行動するかを考えてみる
・問題全体を分析し、結果を予測する
・「なぜだろう」と常に自問してみる。
・「〜ということですか」と相手の話の内容を確かめるようにする
・感情が高まったら、「少し考えさせてください」と冷静になるよう努める
自由な子供:FC
・生活の中に自分が楽しめる遊びの時間を増やす
・自分から進んでみんなの仲間に入るように心がける
・積極的に娯楽(スポーツ、映画、ゲームなど)や芸術(絵画、音楽など)を楽しむ
・不快感に多くの時間を費やさず、気分転換して楽しいことを考えてみる
・「美味しい」「嬉しい」「素敵」などと言う言葉で素直な感情を表現する
・「面白そうですね」「仲間に入れて」なども有効
適応した子供:AC
・自分がしゃべるよりも相手の話に耳を傾けるようにする
・言いたいことがあっても、三度に一度は我慢する
・相手の気持ちを気遣う
・時には批判せずに、言われた通りにしてみる
・「すみません」という言葉を多く使ってみる
3人家族の改造?を試みてください。
より健康で、楽しい人生にきっと活かせるはずです(^O^)
【心の中の3人家族】
番外編-1:アサーティブという言葉

ちょっと長い話が続いたので、
コミュニケーションにあたっての人間関係の持ち方お届けします。
あなたはどんな関係を取りがちですか?
3つに分けてみます。
1。攻撃的:自分のことだけを考えて他者を踏みにじる関係。
2。非主張的:自分より他者を優先し、自分のことは後回しにする関係。
3。アサーティブ:自分のことも、他人のことも考え、双方にとって最も良い妥協点を見つける関係。
どれが良いとか、
悪いじゃなくて、
あなたにとっても、相手の人にとっても、
一番望ましい関係を保ち続けることができるのは、
どれかを考えてみて下さい。
字面だけ見れば3のアサーティブが良いに決まっていると思います。
なぜでしょう?
わかっちゃいるけどできていない、
なぜでしょう?
具体的にどうすれば良いの?
3人家族のお話と絡めて、
他者との関係性のことを考えてみてください。
あなたとあなたの周りの人の
関係が少しでもよくなるように……
あなたと相手が少しでも幸せになるように……