今回も統計学の話にしてみた。

わざと難しく書く、

 

ネットビジネスの権威のセミナーによると、

ブログやSNS投稿の読者に対する禁忌は、

 

①難解

②情報過多

③退屈 だそうだ。

 

その通りだと思うが、

逆らいたくなるのが僕の長所であり短所である。

 

よって、かくのごとし。

 

 

ITの進歩は、

むかし紙と鉛筆でせいぜい数十件のデータを扱っていた統計家を、

ビッグデータとかビジネスインテリジェンスとかいった言葉の元に引っ張り出した。

 

やってることは一緒。

データ量が桁違いに多いだけだ。

 

しかし、

IBMもマイクロソフトもオラクルもNTTもGoogleも統計に注目していることに変わりは無い。

 

マイクロソフトはある記事の中で、

テクノロジー関連分野で今後注目される専門性として、

次の項目を挙げた。

 

・データマイニング、機械学習、人工知能、自然言語処理

・ビジネスインテリジェンス、競合分析

・分析、統計ーー特にWEB分析、A/Bテスト、統計解析

 

 

僕としては、

人工知能の発展に遺伝的アルゴリズムを取り入れたい。

 

どうやって? 

内緒(^0^)

 

  

 

さらにGoogle社のチーフ・エコノミストは、

「わたしはこれからの10年で最もセクシーな職業は統計家だろうって言い続けている」

(I keep saying the sexy job in the next ten years will be statisticians.)

と述べた。

 

というようなことが、

先回紹介した

 

西内啓 「統計学が最強の学問である」

を33ページまで再読してどうしてもここに書きたくなったところなのである。

 

ブログじゃないけど、

これだけならブログの禁忌に抵触していないよね。

 

意外と思われるかも知れないが、

僕の専門の1つは「統計学」
である。

 

心理学はある意味そうとう統計学なのだ。

AIだってある意味統計学なのだ。

人生だってある意味統計学なのだ。



というわけで、今回は統計学の話です。


きっかけは、
西内啓 「統計学が最強の学問である」を久しぶりに読み返したからだ。
これね、↓ ↓

西内 啓 

「統計学が最強の学問である」 ダイヤモンド社


章立ては、
$1 なぜ統計学が最強の学問なのか?
$2 サンプリングが情報コストを激減させる
$3 誤差と因果関係が統計学のキモである
$4 「ランダム化」という最強の武器
$5 ランダム化ができなかったらどうするか?
$6 統計家たちの仁義なき戦い
終章 巨人の肩に立つ方法

その筋の人にはたまらない単語が並ぶ。


興味ない人でも、章の下の項目立てを見るとややっ!

と思うような魅力的な言葉に目を惹かれるであろう。


一読をお勧めする。

続編もあって、
ビジネス篇


実践編
と続きます。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
で、ここからが本日の本編なのだ。



巷には、様々な統計があふれている。


気軽に出来るフェイスブックの占いや心理テストも、

ちょっともっともらしく作るためには、
統計を使用しなくてはならない(怪しい類型化による占いは論外!)。
 
そこで、
正しい心理テストの作り方を述べるので、是非お読み下さい。

 

心理学者が以下に真面目に取り組んでいるか、

垣間見ることが出来ます。
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性格占いをつくってみよう

 週刊誌やインターネットのホームページを見ると、

いろいろな占いがある。

中でも、性格占いのようなものは大人気である。

 

しかし、実際にやってみた結果は、

うーんと首をひねって、

血液型の方が当たっているんじゃないかと思うことも多い。


 そこで、心理テストに匹敵する信頼性のある占いを作ってみよう。
①まず、性格を分類するのに適当と思われる質問を考えよう。

ざっと、1000問もあればいいので、3ヶ月もあれば出来るだろう。


②質問に対する回答は「イエス」「分からない」「ノー」の三択でも、

「そのとおり」「ややそのとおり」「分からない」「あまりそうではない」「全くちがう」などの5択でもいいだろう。


③質問と回答用紙を印刷しよう。

5万部もあればいいだろう。


④用意した用紙を適当に配り、回答を回収する。

3万部も回収できればいいだろう。

個人でやるとどのくらいかかるか見当がつかないが努力しよう。


⑤回答を集計する。

1000問の質問に対して、

回答の選択肢が複数個あり、

3万人分のデータがあるはずである。

つまり1000本のベクトルが3万人分定義できる。

この1000本のうち、空間的に非常に近接しているものは同じ内容を表現していると考えることができる。ちがう質問だとしても結局同じことを尋ねているということ。

そのようなものは1つにまとめることが可能だ。人力でやるのは大変なので、コンピュータを使用しよう。多変量解析と呼ばれるパッケージの因子分析を使うとしよう。

データ入力で半年くらい、処理の計算機時間はあっというまであろう。


⑥結果の吟味を行う。

最終的に1000本のベクトルは何本まで減らせただろう? 5−6本だと良いですね。

初めに作った1000問の質問は、実は5−6個の性格特性(因子)を浮き彫りにする質問だったというわけだ。

100本もあったらお手上げなので、①からやり直し。


⑦それぞれの因子に名前を付けよう。

昆虫占いにするならオニヤンマとかヘリカメムシとか、

お魚占いならサザナミヤッコとかサカサナマズとかね。それぞれ気の利いた文章をまとわせよう。


⑧1つの因子あたり10問くらいの質問を選び、「あなたは人類ですか」というような、嘘を答えても見抜けるようなライ・スケールと呼ばれる問題を入れ込んで、80問くらいの質問にまとめる。


これで、○○占いに毛の生えたくらいのものは出来たはずである。

HPにアップしたり、売れるとは思えないが出版するのも良いだろう。

もちろん、この程度では信頼性は無きに等しいので、

さらに300万件くらいデータを収集し、信頼性を高めて修正してゆく作業が必要である。

10年くらい真面目にブラッシュ・アップしてゆくとそれなりに使えるようになるかも。


どーです? 作る気になりましたか?

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上記の文は、実は教科書に書いてある(p.123 コラム8)
これね ↓ ↓

伊藤・千田・渡辺 

「現代の心理学」 金子書房

 


僕の書いた教科書である(笑)


心理学の教科書は意外と面白そうと思った方は、

どうぞ、お買い求め下さい(笑)

もうちょっと専門的なことが読みたい方は、
ロマンあふれる題名のこれをどうぞ ↓ ↓ 
恋する統計学[回帰分析入門(多変量解析1)] (多変量解析 1) 秀和システム

 

 

実はリケジョならぬ

トケジョというカテゴリーの女子がいるらしいのですが、

次回のお楽しみとします。

 

冬なのに、

どんよりした朝が多いと起き上がるのに逡巡します。

 

 

読書でもするかと書庫を探って、

見つけた数冊からの一言。

 

 

”一体世の中に、何故? ときかれて、

何となればと答えの出きる様なことは、

ごくつまらない事に違ひない。”

「秘密」 竹久夢二
 

 
”一度 この世の不思議の美しさを知ってしまった人は、

詩人か科学者になるしかない”

セント・ジョルジ


いまでも、ぼくは迷います。
詩人になればよかったのか、
科学者になればよかったのか。


ちょっとメランコリックになってしまいます。
どっちでもない自分に....


”わたしは呆(あき)れて尋ねた。


「それでは伺いましょう。あなたはなんのために歌を作られるのでしょう。いや、なんのためといって悪ければ、なにを表現しようとなさいますか」


「それは先生、真実を表現することでございますわ」


「真実を表現するためには、真実を見出(みいだ)すことが必要ではないでしょうか」


「もちろんでございますとも」


「それならうぐいすはどんな木に止まりますかね」


「それは、だからいろいろでございますわ」”

北大路魯山人

『梅にうぐいす』

 


ぜひとも一読あれ。

Kindle 本なら無料です。(^0^)