先日、こんなことがありました。

 

 

弊所のお客さま(ここではX社のMさん)から、連絡が入りました。

 

新しい事業展開として●●を検討しているようで、そのブランドとして▲▲▲というネーミングを考えているとのことでした。

 

まだ正式依頼前でしたが、ざっと商標調査をして登録可能性などについてコメントしました。

 

 

それから、1ヶ月ほど経ったある日、弊所HPのお問合せフォームから連絡が入りました。

 

初めての会社(ここではY社)からで、これから●●の事業を始めるにあたり、そのロゴを商標登録したいとのことでした。

 

調査のためロゴのデータを送って頂いたところ、図形の下に▲▲▲の文字がありました。

 

 

Y社が、X社と同じ事業で同じネーミングを使おうとしているのです。

 

そんな偶然あるのか?

 

でも、●●はよくある事業で、▲▲▲も普通に単語として存在するものですし、●●の事業で使う▲▲▲のネーミングはとても親和性が高いように感じられますので、可能性は否定できません。

 

 

もしそうだとすると、マズいな...

 

当然ですが、先に申請した一方しか商標登録できず、もう一方はそれを根拠に商標登録が認められないことになります。

 

いわゆる「コンフリクト」になりますので、X社とY社の両方から商標登録のご依頼をお引き受けすることはできません。

 

 

だとしたら、どっちを優先するか...

 

まだ正式依頼も貰っていない段階で、それをどう判断するのか。

 

もちろん、この事情をお話することもできませんし...

 

 

私は、満を持してX社のMさんに確認しました。

 

[ア] 先日お問合せを頂いた新しい事業●●の商標▲▲▲の件ですが、その後どうなっていますか?

[M] あ~、あれは別の会社を作って、そこの代表者も決めたので、全てそいつに任せることにしたよ!

[ア] つかぬことを伺いますが、その代表者のお名前を教えて頂けますか?

[M] Nだけど...どうして?

[ア] よかった~

 

はい、私はY社のNさんから連絡を頂いていたのです。

 

ホッとしました。

 

 

なお、X社のMさんは、Y社のNさんに弊所のことを伝えていませんでした。

 

Y社のNさんは、ご自身で特許事務所を探して弊所に連絡したそうです。

 

それはそれで凄いことで、とってもありがたいなと思いました。

 

 

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ひので総合特許事務所(埼玉県・大宮)
代表 弁理士 赤塚正樹

 

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