日曜恒例の新型コロナ分析です
東京オリンピックでは、金メダル🥇ラッシュが続いていますが、新型コロナウイルスの感染拡大が止まりません
先週はさすがに政府（分科会）も動き出し、明日（８月２日）から、緊急事態宣言の延長、「まん延防止」地域の「緊急事態宣言」への移行、「まん延防止」地域の追加、が決定されました
結果的に、先々週～先週にこのブログで書いた「まんま」の動きになり、オリンピック（４連休）の影響で完全に１週間遅れた対応になっていると思います
ということで、まずは「緊急事態宣言」地域の感染判明者数の推移を確認したいと思います
あ、ちょっと見にくくなってきましたので、今週からグラフの横軸（期間）の取り方を変えて、昨年１１月１日をスタートにしました
先週までのグラフより横方向が約２倍に広がったのですが、それでも増加の傾きは「ほぼ真上」に向いている状態です
この中で大阪だけは増え方が少し遅いようにも見えますが、年始の第３波と比べますとほぼ同じ状況ですし、人口が東京に次いで多い都市ですから、緊急事態宣言への移行は妥当（遅いですけどね）と思います
次に、追加される「まん延防止」地域を確認します
かなりの勢いで増えていますが、確かに「緊急事態宣言」地域ほどではないように見えます
その中では石川が「緊急事態宣言」地域に近いように見えますが、人口の絶対数が少ないので、まぁそんなものかなと思います
それより福岡の方がヤバイように見えますし、大阪の影響をモロに受けるであろう兵庫・京都も要注意です
ステージ判定の指標（石川はありませんが）も、オレンジより赤が目立つようになってきました
ちなみに、「その他」の地域の感染判明者数を合計すると、「まん延防止」地域とほぼ変わらないように見えます
完全に全国的に「まん延」している状況だと思います
菅さんは、先日の記者会見で、「今回が最後となるような覚悟で政府を挙げて全力で対策を講じる」と言っていましたが、なにもプラスアルファの対策が講じられていないように見えます。
むしろ、「オリンピックをテレビ観戦することで人流が減っている」とかホントなのかと耳を疑うようなことを言っていて、今のままの努力を続ければ十分かのような、誤ったメッセージを伝えていたと思います。
テレビをつければ、テレワークなんてどこ吹く風、無意味にかなりの人数がスタジオとか競技場に集まって喋りまくり、その出演者は誰一人としてマスクをしていません（言い訳できるようにアクリル板が設置されているくらい）。
一般国民からすれば、その程度の対策で良いんだと勘違いしてしまいます。
個人的には、実は、今週には少し落ち着ついて「横ばい」に近くなるんじゃないかなと思っていました。
先週は４連休の反動で、「感染判明者数」が感染実態より多く出ている可能性がありますし、そろそろ７月１１日から再発令された緊急事態宣言・まん延防止の効果が目に見えて出てくると思っていたためです。
ただ、ここ数日の爆発的増加傾向は想定を超えていて、さすがに「横ばい」にはならないかなと思うようになりました。
いずれにせよ、どんなに楽観的に状況を捉えても、８月末までに「緊急事態宣言」や「まん延防止」を全面解除できるシナリオは全く描けません
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ひので総合特許事務所（埼玉県・大宮）
代表 弁理士 赤塚正樹
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