最近めっきり書かなくなった息子の話題です。
重度知的障害＆自閉症の息子が宿泊型自立訓練施設に入所して、早６ヶ月が経ちました。
昼間は生活介護事業所で農作業をしていますが、一日も遅刻したり休んだりしたことはなく、とても安定した状態で毎日を過ごしているようです。
昨年はカタトニアを発症して日常生活すらできなくなり、入退院を繰り返していたのが嘘のようです。
昨日は、月１回の通院日でした。
先月、血液検査で腎機能の数値が悪かったのですが、それも今では正常値範囲に戻っています。
主治医との面談（問診）でも、特にこれと言って報告することもなく、雑談的な会話をして終わります。
こちらとしては、それで安心できます。
その後、精算と薬を待っている間、お決まりの売店に行きました。
いつもなら真っ先に大好きなリンゴジュースを取るところです（息子はリンゴジュース以外のジュースは飲みません）が、いつになく息子が悩んでいる様子。
すると、息子の手がリンゴジュースじゃない方に伸びて、なんと、これを取りました。
おいおい、本当にこれを飲むのかいっ！
息子は、牛乳が大嫌いですし（それが原因で小５のとき支援級に通えなくなった）、きな粉は大丈夫だと思いますが、こんなの飲んだことがないはずです。
でも、なんのことはない、待合室に戻ってきて、これを一気飲みしていました！
たぶん、施設でみんな飲んだことがあるのか、他の利用者さんが飲んでいるのを見て興味があったのでしょう。
これは、我が家で生活していたら、ありえないことです。
施設での生活の中で、息子は色々と社会勉強しながら、苦手なものを克服し、成長していくのですね。
あと、以前にも書いたことがありますが、病院が終わって車で移動しているとき、施設が近づいてくると息子のテンションが上がって表情がよくなってきます。
駐車場に車を停めると、待ってましたという雰囲気でサッサと車を降りて、施設の職員さんと一緒に玄関から奥に入っていきました。
一度もこちらを振り返ることなく．．．
施設から車で帰りながら、妻と話をしました。
もう完全に施設の子みたいだね
これでよかったんだよ
息子は、自立への道を着実に歩んでいます。
我々親としては、しっかり後方支援していこうと思います。
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