ここに来て、新型コロナに関する報道が再燃しています。

 感染者は○○日連続で△△人超え...
 △△人超えは□□以来◇◇日ぶり...


こういうセンセーショナルな内容が多いです。

数字に嘘はないんですけど、その数字を持ち出したことに意味がなければ、単に不安を煽るだけ。

その数字にどんな意味があるか、だからどうすべきかの解説が欲しいと思うのは、私だけでしょうか?


気を取り直して、自分で分析します(笑)

こちらは、知事選よりも新型コロナで話題持ちきりの東京と、その影響をもろに受けている感じの埼玉における、新型コロナ新規感染判明者数推移です。


新型コロナウイルス感染速報 より

明らかに拡大傾向です。

4月のときは、このくらいのタイミングで緊急事態宣言を出したのですが、今は政府も自治体もそんな雰囲気は全くありません。

 

それならそれで構わないのですが、その理由をしっかり説明して欲しいと思いますね。



新規感染判明者数が増えているのは、PCR検査数を増やしているからだという話がありますので、それをチェックします。


チャートで見る日本の感染状況 新型コロナウイルス より

確かに、東京はPCR検査数を大幅に増やしていて、4月のころに比べると5倍くらいの検査を行っています。

しかし、5月には既にPCR検査数を3倍くらいに増やしていたこと、でもそのころに新規感染判明者数は一旦減ったこと、特に最近一気に新規感染判明者数が増えていることは説明できません。

埼玉に至っては、4月からこれまでPCR検査数はほぼ一定で、新規感染判明者数が最近増加してきた理由には全くなりません。


陽性率とか重傷者数とかが減っているから大丈夫だ、という意見もあるようです。

 

そういう視点でネットを調べてみますと、確かに、そのような傾向はあるようです。

 

ただ、以前は明らかに症状がある人に限定してPCR検査をしていたのに対し、最近はその対象者を拡げていることを考慮しますと、検査の母集団が違うことから陽性率が下がっても当然ということで、少なくとも安心材料にはなりません。

 

重傷者数については、感染判明より少し遅れて見えてくるでしょうから、今の段階ではなんとも言えないと思います。

 

 

なお、病床使用率については、こんな感じです。

 

https://www.stopcovid19.jp/ より


先週から、東京は8.5%→14.8%、埼玉は4.6%→9.2%と増加傾向ですが、直感的にはまだ大丈夫なのかな。

 

 

アメリカやブラジルとはスケールが違いますが、日本も経済優先の方向に舵を切ったんだと思っています。

 

そうであれば、必要以上に怖がるのではなく、それこそ「新型コロナに感染して医療を受けて治ればいい」んだと思います。

 

明確にそう言ってくれればいいのに...説明がなさすぎですね。

 

 

そして、あとは医療崩壊にならないことを祈るばかりです。

 

 

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ひので総合特許事務所(埼玉県・大宮)
代表 弁理士 赤塚正樹