テレビの報道番組やSNSの投稿を見ていて思うことがあります。

 要請に従って自粛・休業しているんだから補償しろ

この論調には、強い違和感を覚えます。


もし要請がなかったら、今の社会情勢でも、これまでどおり行動・営業するのですか?
 

それで同じ結果が出るのですか?

 

 

「補償」というのは、通常であれば得られた利益を何らかの理由(今回で言えば要請)で奪われたとき、それを埋め合わせるものだと思っています。

 

でも、いまの社会情勢は、既に「通常」ではありません。

 

もし要請がなかったとしても、「通常であれば得られた利益」は、もはや得られなかった可能性が高いのではないでしょうか。

 

 

だとしたら、補償を求めるのは筋違いだと思います。

 

 

もちろん、今回のことで窮地に追い込まれている人・事業者に対して、セーフティネット的な「支援」は必要です。

また、実際に経済が落ちこんでいますので、それを活性化させるための「施策」も必要です。

でも、それは補償ではないと思うんです。

 

 

私の経営者仲間の多くは、いま必死になって頑張っています。

 

文句一つ言わず...いや一つくらいは言っているかもしれませんが、この難局に立ち向かう方法をあれこれと考えて、それを即実行に移しています。

 

そんな前向きな経営者から「補償」なんて言葉は出てきません。

 

 

この騒動が終わって社会が大きく変わったとき...

 

 新しい社会でも活躍できる人

 (言葉は悪いですが)活躍できない人

 

にクッキリ分かれると思いますし、いまの行動を見ていれば、なんとなくどっちの人か分かるように思います。

 

 

こんなことを書いたら炎上してしまうかもしれませんが、私が感じているこの違和感を敢えて文章化しておきます。

 

 

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ひので総合特許事務所(埼玉県・大宮)
代表 弁理士 赤塚正樹