今朝、ニュースを見ていたとき、こんな言葉が出てきました。

ほぼ瀕死

報道内容は、すっかり忘れました(笑)


気になったのは、ほぼ瀕死 の組み合わせ。

weblio辞書によれば、瀕死 の意味は、「死にそうなこと。死にかかること。」です。

瀕死 には、既に ほぼ のような意味合いが含まれていますが、この使い方ってどうなんだろう、と考えてしまいました。
 

 

そういえば、似たようなパターンで、先日緊急事態宣言が出る直前に、西村大臣が、

 

瀬戸際の瀬戸際

 

とか言っていましたね。

 

そう言いたくなる気持ちも分かりますが、瀬戸際 を重ねることの意味はないように思います。

 


普段の仕事でも、ふと「これで良いのか」と悩むときがあります。


例えば、新規のお問い合わせがあって、その概算額を


 (1) 10万円くらい
 (2) 1015万円程度
 (3) 1015万円ほど


とメールに書いたところで考えます。

この使い方で良いのか?


(1)は、くらい を重ねる意味はないかな。

(2)(3)も、もともと幅のある数字ですので、程度 を付ける意味がないとも考えられますが、その幅を超える可能性もあることを示唆する趣旨であれば、これで良いのかなと思ったり。

 

さらに、(3)の ほど は、なんとなく表現を柔らかくしたいのか、全体の語呂の問題なのか、数値を曖昧にする意図とはちょっと違うような気もしたり。

 

 

日本語って難しいですね。

 

 

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ひので総合特許事務所(埼玉県・大宮)
代表 弁理士 赤塚正樹