たまには専門的な話題でも(笑)


最近は、商標登録出願をすると、その審査結果が届くのは1年後くらいです。

審査自体に時間がかかっているというより、審査着手までの「順番待ち」に時間がかかっています。

私が独立開業したころは4ヶ月くらいでしたから、審査がかなり遅れています。


そこで、一昨年くらいから、特許庁は「ファストトラック審査」という運用を始めました。

いくつかの条件を満たした出願については、自動的に審査着手を早めてくれて、だいたい6ヶ月で審査結果が届くようになります。

特許庁ウェブサイト:
https://www.jpo.go.jp/system/trademark/shinsa/fast/shohyo_fast.html

ただ、私は、この「ファストトラック審査」を積極的には利用していません。

 

 

それは、「ファストトラック審査」の条件を満たすようにすると、商標の十分な保護が図れない可能性があるためです(詳細は割愛します)。

 

それともう1つ、そもそも審査を早くしてもらう意味が少ないと思っています。

いわゆる「早い者勝ち」の基準は登録日ではなく出願日ですので、審査が遅れても登録性に影響はありませんし、商標権は登録から10年維持されますので、むしろ審査に時間がかかって登録が遅れた方が結果的に長く維持することができます。

 


もちろん、早く審査結果を知りたいケースはあります。

例えば、すぐにでも商標を使いたいけど、微妙に近い先行登録商標が見つかったケース。

 

もし商標登録されない場合には、その商標権を侵害してしまうことになりますので、使い始める前にそれを確認しておきたい。

 

 

ただ、そういうケースですと、「ファストトラック審査」の6ヶ月でも正直遅いんです。

 

なので、2~3ヶ月で結果が届く「早期審査」を利用することを検討するのですが、「早期審査」を利用する条件の1つに、「商標を使用しているか、使用の準備を相当程度進めている」というのがあります。

 

使い始める前に確認したいのですから、この条件を満たすことは難しいのです。

 

 

私個人としては、「ファストトラック審査」なんてやらなくていいので、「早期審査」の条件を緩和して欲しいなと思っています。

 

 

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ひので総合特許事務所(埼玉県・大宮)
代表 弁理士 赤塚正樹