昨日、アスペルガー症候群(高機能自閉症)のある長男を殺害した元農水省事務次官に対する地裁判決が出ました。

懲役6年の実刑判決でした。

家庭内暴力が酷かったことから情状酌量が認められて執行猶予がつく可能性も囁かれていましたが、求刑(8年)よりは軽かったものの実刑という結果でした。


私は素人ですので、刑の重さについては何とも評価できません。

ただ、私の息子にも自閉症があります。

幸いにも、息子には家庭内暴力を含む他害行為は一切ありませんが、そうは言っても他人事ではありません。


報道されていた判決文で気になったことがあります。

…長男の暴力について主治医や警察に相談せず、同居からわずか1週間で殺害した経緯には、短絡的な面がある…

本当にそう言えるでしょうか?


今年、息子がカタトニアを患って就労移行支援事業所に通えなくなり、その他の施設にも通うことができず、トイレや食事もできなくなりました。

支援機関に相談しても(もちろんしました)、通り一辺の回答しか得られませんし、得られるアドバイス(対処法)は既にやっていることばかりです。

病院は、なかなか予約がとれず、どこも数ヶ月待ちです。

それでも息子の場合は、たまたま救急で病院に駆け込んで入院することができましたが、その方法がなかったら「死」を覚悟するしかない状況でした。


そのとき感じたこと...

本当に困ったときは誰も助けてくれないんだ

完全に社会から孤立した感じがしました。


話を戻しますが、長男の家庭内暴力について主治医や警察に相談したら、事は解決したでしょうか?

もはや殺害するしか方法がないとしか考えられなくなった(この判断が正しいかどうかは別にして)極限の状況に置かれた人にとって、「1週間」って短いでしょうか?

 

少なくとも私には、そうは思えません。

 

 

刑の重さ云々よりも、判決文や報道内容に違和感を覚えざるを得ません。

 

 

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ひので総合特許事務所(埼玉県・大宮)
代表 弁理士 赤塚正樹