先日、カタトニアで入院している息子の食事の様子を見るため、昼食の時間帯に病院に行きました。

実は、昼食の時間帯は面会時間外なのですが、事前に師長さんに許可を貰いました。

看護師さんから「最近はだいぶスムーズに食べられるようになった」という話を聞いていましたので、それなりに期待していました。


しかし、実際には「スムーズ」とはほど遠い状況でした。

忙しなく動いている看護師さんに促されて(食べさせて貰って)ようやく一口、また促されて二口目...といった具合で、全部食べ終わるのに45分くらいかかりました。

正直、「ダメだこりゃ」と思いました。


ただ、促されれば口は開きますし、口に入れた後は咀嚼もしますし、ちゃんと飲み込むこともできていました。

入院したときは、口は閉じたままでしたし、無理やり口に入れても溜めっぱなしで飲み込みませんでしたので、そこについては改善されていました。

ただ、自発的に食べることは殆どありませんでした。


看護師さんに声をかけられました。

 看:今日はスムーズな方でしたね!

 私:えっ、あれでスムーズ?


看護師さんは、入院直後に殆ど何も食べなかった息子しか知りませんので、促せば食べる状況を「スムーズ」と感じているようです。


そこで、気付きました。

私たち(親)は、1人でバクバクと食べていた息子を知っていますので、当然のように、その状態をゴールに設定していたのです。

 

でも、介助することで食べられるのであれば、ひとまずの生活はできますし、介助なしで食べることは次のステップでも良いのです。


知らず知らずに期待値(ハードル)を高くしていたんだな。

 

これはこれで、1つのハードルを越えた気がしました。

 

 

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ひので総合特許事務所(埼玉県・大宮)
代表 弁理士 赤塚正樹