先日、とあるお客さまの特許出願に対して拒絶理由通知書を受け取りました
そこに書いてあった拒絶理由は、以下の5つです。
・特許法第29条第1項第3号(新規性なし)
・特許法第29条第2項(進歩性なし)
・特許法第36条第4項第1号(実施可能要件満たさず)
・特許法第36条第6項第1号(サポート要件満たさず)
・特許法第36条第6項第2号(明確性要件満たさず)
ほぼフルセットで指摘されています
拒絶理由の中身を読んでみますと、当然かもしれませんが、かなり厳しい内容です。
審査官の指摘は正しいように見えます。
どこかを補正するのは仕方ないとして、果たして逃げ切れる場所はあるのか
検討に時間がかかりそうです。
今急ぎの仕事をしているので、じっくり検討している時間はありません。
折角なのでパートナー弁理士に検討してもらおうかな~なんて思っていました。
ところが、今朝ウォーキングをしているとき、何の前触れもなく、ふと思いつきました
○○が△△なら□□を◇◇に補正するのが良いかも!
別にこの件をずっと考えていた訳ではなく、もちろん手元に資料はありませんでしたが、なぜかふとした瞬間に思いついたのです。
事務所に到着して、すぐに内容を確認しました。
本件の特許出願明細書、拒絶理由通知書に書かれている審査官の指摘事項、そしてそこに引用された文献(2件)をじっくり読み込みました。
うん、何とかなりそう!
これでお客さまへの提案コメントを書くことができます
必ずしも机上で良いアイデアが浮かぶ訳ではない。
そんなものですね~
ちょっとスッキリしました
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