とある特許案件に関して審査官面接を申し込みました。
既に2回目の拒絶理由通知を受けていますが、どうも本発明の本質的な特徴(ちょっと複雑な構造)を未だ理解して頂いていない様子。
「百聞は一見にしかず」で試作品を審査官にお見せした方が理解が早そうですし、また拒絶査定になるのはできれば避けたいので、面接をするのが有効と考えました。
また、通常は、その場で審査官の心証を聞くことができますので、グレーな状態のまま応答するよりも精神的にスッキリするというメリットもあります。
昨日が審査官面接の当日だったのですが、驚いたのが、特許庁サイドから審査官が3人も出てきたこと。
通常は、審査官1名のみです。稀に、若い審査官(審査官補など)の場合に、その上司と思われる審査官と2名のときもあります。
でも、審査官3人は私の経験では初めて...ちょっと嫌な予感。
審査官は、一般的に技術が好きな方が多いこともあり、試作品をお見せしながら構造を説明したところ、それに対してはかなり食いつきがよく、構造的な部分はほぼ理解して頂いたようです。
しかし、その先がモヤモヤっとする。
私が、「この構造は引用文献から読み取れませんよね~」と言っても、反応がいまいち。「引用文献Aと引用文献Bは、その構造にした目的が相反するから、組合せられないですよね~」と言っても、ノーコメント。
技術の話ばかりで特許性に関する議論が全然進まないので、しびれを切らして「技術は理解して頂いたと思いますので、この段階での特許性に関する心証を開示して頂けますか?」と言いました。
それに対する回答は、「3人で協議をして意思統一を図ってからでないと、この場では開示できません」でした。
えええ~(嫌な予感が当たった)
結局、私から意見書案を送って検討して頂き、それに対して回答を頂くことでは合意することができました。
ただ、お客さまも私も、精神的にスッキリしない状態で週末を過ごすことになりました。
残念。

