東京五輪エンブレムの騒動、なかなか収まらないですね~
いやはや...
私もいちおう著作権の専門家なのですが、なぜこれほどまでの騒ぎになるのか、全くもって理解できません。
あっ、ちなみに、今回の件は商標の問題ではないですからね。著作権の問題です。
著作権上問題になるのは、著作物を複製する行為。
複製=依拠×再製
要するに、著作物に依拠して再製したら著作権侵害、どちらか一方が欠けていれば侵害にはなりません。
日本のデザイナーさんが「そもそも作品を見ていない」と言っていましたが、それは「依拠」を否定していることになります。
「再製」というのは、実質同一かどうか、本質的な特徴を感得できるか、がポイントになります。似ているかどうかは、こちらの話になります。
そして、これらは原則として著作権者が立証(証明)する必要があるものです。
そんな話すら殆ど報道されない。
法律を何も知らない日本のマスコミが取り上げ、それがキッカケになって感情論で議論が進んでしまい、謂れ無き疑惑をかけられた関係者が疲弊する。
日本では、よくある図式ですね。
ここでは私見は述べません(というか実質は述べている?)が、他の弁理士・弁護士の意見を聞いたり、ネット上に投稿された記事を拝見しても、みなさん同じような感覚をお持ちのようです。
事前に弁理士・弁護士といった専門家の意見を聞き、それを踏まえて報道する。そんな当たり前のことを、日本のマスコミはなぜしないのでしょうかね。
不思議でなりません。

