先日、特許翻訳者と思われる方からFAXDMが届きました。
結構きますね。FAXより郵便が多いように思いますが。翻訳業界の中では「特許翻訳は儲かる」という話も囁かれているようで、どちらかというと供給過多になっている感じでしょうか。
実際に現実は厳しいようで、かなりの価格破壊が起きているようです。
それはそれとして、今回のDM。
珍しくビッシリ文章が書いてあります。見出しもフツーで全然「おっ」と思わない。DMとしては悪い例に分類されてしまうでしょう。
でも、私はひねくれものなので、その文章を読んでみました。
で、ちょっと引っかかったのが、この部分。
・・・(前略)・・・
しかしながら、翻訳され、公開されている公報を読んでみると、内容を理解しないで単に直訳したせいで原文と意味が変わってしまっているものや、他分野で使用されている訳語を当てはめたために意味が分かりづらくなっているものが多数見受けられます。このような問題の多くは、適当な翻訳者やチェッカーが見つからなかったことが原因だと思われます。
・・・(後略)・・・
翻訳者から上がってきた翻訳をそのまま特許庁に提出していると思っているのか?だから翻訳の質を上げた方がいい?
違うと思うんだよな~
なかにはそういう弁理士もいるんでしょうが、通常はそうではない(と思いたい)。弁理士が自ら翻訳をチェックして、必要な修正している。だから、翻訳者から上がってきた翻訳の質に関わらず、最終的に特許庁に提出する翻訳文は最低限のレベルをクリアしたものになっている(と思いたい)。
そうではなくて、翻訳の質によって変わるのはチェックの負荷だと思うんです。いくら質の高い翻訳であっても無修正で使えることは皆無ですが、翻訳の質によってチェックにかかる時間が全然違う。
以前にいた事務所で、安いからという理由で使った翻訳会社から届いた翻訳をみて、愕然としたことがあります。結局そのケースは、通常のチェックの2~3倍の時間がかかりました(一から翻訳しなおしたようなもの)。それ以降、その翻訳会社を使わなくなったことは言うまでもありません。
上記のDMの説明に共感する弁理士がどのくらいいるのでしょうか?
逆にカチン
とくる弁理士の方が多いのではないでしょうか?
とくる弁理士の方が多いのではないでしょうか?だって、自分たちの過去の仕事に対してダメ出しされているのですから。
そんなことを考えながら、DMをシュレッダーに入れました


