ひょんなこと(別に営業ではないです)から、弊所で代理した案件の特許・登録査定率を算出してみたところ、こんな結果でした。
特許査定率(特許):100%
登録査定率(意匠):100%
登録査定率(商標): 95%
なお、特許案件は、いずれも専門外(専門は化学...既にそうとも言えなくなっていますけど)の案件です。意匠案件は前の事務所で何件かやったことがありましたが、商標案件は開業してから初めてやりました。
すなわち、私にとって未経験又は経験値が低い分野・法域の案件での結果です。
あと、登録査定にならなかった商標のケースは、お客さまに「9割がたダメだと思います」と申し上げたところ、「1割の可能性があるならトライする」とおっしゃって、ダメ元で出願したケースです。予想どおりの拒絶理由が届いたので諦めました。
すなわち、全ての案件が、私の想定した通りの結果になっています。
案件数が多くないので統計データとしての信用性は殆どないと思いますが、自分としては、それなりに満足できる結果です。
ただ、私は、これを自慢したいのではありません...一応そのつもり

この結果から言えることが2つあると思っています。
(1)特許・登録査定率のような数字は弁理士の経験値を必ずしも反映していないこと。
(2)弁理士が熱意をもって弁理士業務をやれば経験値に関わらず一定の形に仕上げられること。
最近は、いろいろな場面で「経験」が重視され、一見すると経験値の指標に見える「数字」が氾濫し、実際にその数字で能力的なものまで判断されているケースが多い気がしますが、本当にそれでいいのかなと思います。
最初は誰でも未経験ですし、「経験」というのは機会がなければ積むことができないものですから。
決して自慢ではないですからね...一応そのつもり
