相変わらず特許翻訳に明け暮れているアッカーです。
ところで、今やっている特許翻訳は、私が前事務所に勤務していた際に私が担当してPCT出願したケースです。やはり自分の案件を翻訳するスピードは断然早く、効率がいいですね。
まず、文章が馴染みやすい。自分で書いた文章なのですから、当然と言えば当然です。そして、技術内容がほぼ完全に理解できる。通常の特許翻訳だと「ここはどういう意味なんだろう」と悩むことが多いのですが、そういう点は明細書の作成時に発明者や知財担当と既に調整して、必要に応じて手を入れてあるので、悩むことが殆どない。
結局、通常のケースでは、翻訳をする時間だけでなく、文章と内容を理解するのに結構な時間がかかっているということですね。
今回のケースは、前事務所の先輩弁理士の方から、「依頼済みのケースと翻訳時期が重複してしまうけど、自分で作成したPCT明細書なので、多分翻訳し易いだろうなと思って打診します。」という内容のメールを頂き、納期的にはいっぱいいっぱいでしたが、受任させて頂きました。
実際に、めちゃくちゃ翻訳しやすいです。これなら何の問題もなく納期に間に合いそうです。気を遣って頂き、ありがとうございました(←って、このブログなんて読んでないですね、たぶん。)。
これからも、こういう案件を翻訳したいな...
退職してからそろそろ2年になるので、私が前事務所で担当したPCT出願の翻訳案件はもう殆どないと思いますが、これからは弊所で受任したPCT出願があります。
実は、弊所のPCT出願を翻訳するころには仕事が増えていて、翻訳自体は外注するのかなと思っていましたが、これだけ効率がいいとすると、翻訳を内製することも考えた方がよさそうですね。