今更ですが、仕事の波って結構ありますね。
弊所では、今年の5月にマドプロを含めた商標案件が重なり、7月には待ちに待った特許案件が重なっていたのですが、8月に入り特許案件が一段落する状況になってきたと思っていたら、今度は特許翻訳の案件が重なってきました。
今手元にある特許翻訳の案件だけで、片手では数えられません。一方、特許案件は幾つかありますが、商標案件はなぜか1件もありません。そんなものなんですかね。
特許翻訳と言っても、弊所で受任した特許案件の翻訳ではなく、他の事務所の特許案件の「下請け」です。通常は、特許事務所が翻訳会社や個人の翻訳者に外注するのが通常ですが、その外注先として弊所を選択して頂いています。
特許事務所(弁理士)自身が特許翻訳をするって少し奇妙な感じもしますが、特に開業当初の仕事を確保するため、以前に勤務していた特許事務所の下請けをお願いしたのがキッカケで始め、今でも継続してご依頼頂いております。少しではありますが、他の特許事務所からもご依頼頂けるようになりました。
当初は、開業1年もしたら特許翻訳の下請けは断ろう(断りたい)と思っていたのですが、最近は、この特許翻訳の仕事も続けていこうと思っています。
というのも、弊所では、特許翻訳の売上げがそれなりの割合を占めているんです(本当は秘密ですが...2割強くらい)。本音を言えば、特許翻訳をやるために独立開業した訳ではないので、ちょっとばかり複雑な気持ちでもありますが、色々な種類の仕事を担当させて頂くことは、結果的にリスク分散のような感じになると思っています。
例えば、特許事務所の業界、一般論で言えば8月は仕事のご依頼が少ない傾向にあるのですが、ちょうどそのタイミングで特許翻訳の案件が重なったのも、いい流れだと思いますしね。
弊所でも、そのうち(近いうち?)事務員とか技術者を雇うことになると思うんですが、その方にも特許翻訳をやってもらおうと思っています。明細書の読み方・書き方をしっかり学べる絶好の題材だと思っています。
そのときのために、今のうちに私のスキルを磨いておこうと思います。