今日は、朝から外国レター処理&月1回の報告書作成、商標登録出願&報告書作成などをやっていたのですが、気付いたらお昼を過ぎていました。あわてて目の前のセブンに行って100円セール中のおにぎりを買い、それをかぶりつきながら、次の特許案件に取りかかる準備をしています。
ところで、私の専門分野は「化学」なのですが、特許事務所を独立開業してからは、化学以外の仕事の方が圧倒的に多いです。意匠や商標の仕事もそれなりに頂戴していますし、特許案件でみても、電気、機械、日用品、ビジネスモデルなど化学以外のお仕事の方が多いです。
よく考えたら、私は「化学」の技術士の資格を持っていませんし、持っているのは弁理士の資格なんですから、そもそも私の専門分野は「知的財産法」なのかもしれません...もう何が専門なのか分からないです。
それはさておき、これから遅くとも今週中に仕上げなければならない特許案件も、化学とは似ても似つかない分野...というか、私が明細書を書くなんて想像したことすらない分野でした。
正直ベースで言うと、最初に概要を聞いたとき、その分野のアイデアは「発明」じゃない(「自然法則を利用した技術的思想の創作」に該当しない)と思ったくらいです。でも、打合せ前に簡単な先行特許調査をしたところ、その分野でも成立した特許が何件もあることが分かって、ビックリしました。
そういった先入観を排除し、また実際に特許に仕上げるときの注意点を理解する上でも、先行技術調査は重要ですね。
専門分野外の特許の仕事では、最初に、いくつか成立した特許を読み込んで土地勘を養いながら、明細書や図面をどう書いていくかイメージします。ここに一番時間がかかりますし、実際にかけます。いきなり書き始めても結局一からやり直しになること必死ですからね。
何とか明日くらいまでにそのイメージを作り上げて、クレームくらい書き上がるといいな。