突然ですが、知的障害のある我が息子は、学校が終わった後に週1回のデイサービスを利用しています。デイサービスの利用は1回につき○○○○円(←よく知りません)が必要なのですが、自治体からの援助があり、家庭が負担する1ヶ月の上限額が決まっています。


その上限額は親の収入によって異なるのですが、昨日その上限額に関する通知が届いていました。そこには、なんと、


 負担上限額:   0円


と書いてありました。要するに何回行ってもタダです。



そう言えば、今年になって、色々な行政サービスが受けられるようになりました。


文房具とか制服とかを買うお金を援助してくれる補助金も、サラリーマン時代には殆ど貰えませんでしたが、今年は貰えることが決まっています。8月に更新がくる特別児童扶養手当も、これまで一度も貰えたことはありませんが、今年は間違いなく貰えるでしょう。


私というか弊所の事業は、昨年は赤字ではないものの事業所得は非常に低く、所得税も住民税もゼロです。税金すら払う余裕のない家庭なんで、行政が色々とサポートしてくれるんですね。



とってもありがたいんですが、でも、なんかおかしいような気もします。


他の方が支払ってくれた税金を使って、税金を全く払っていない私にこれだけ手厚いサポートをしてくれる。逆に、私もサラリーマン時代にはそれなりの税金を払っていたのですが、そのときは、その税金を自分のために使って貰えなかった。


最低限の生活を保障するという趣旨なんでしょうが、正直ベースで言えば、我が家はサラリーマン時代とほぼ同じレベルの生活を送っていて、特に生活に困ってはいません(あくまでも現時点の話で、1年後はどうなっているか分かりませんが)。



所得という形式的な数字だけで切り分けするから、こういうことになるんだと思います。生活保護制度の問題もそうですが、一生懸命働いている方のモチベーションを下げることのないよう、もう少し実情を踏まえた制度設計すべきではないかとも思います。


まぁ、私の場合、早くちゃんと税金を払えるような状況にしないと近い将来の生活が危ないので、行政サービスを受けられる今のうちにドンドン受けておいて、受けられなくなったときのために備えておくしかないですかね。