昨日は、毎週水曜日に恒例の東工大大学院(CUMOT)での講義に参加しました。講義時間は、オフィシャルには19~21時なのですが、質問とかディスカッションとか追加の説明とかに熱が入ってしまい、だいたい21時半か、下手すると22時ちょい前までやっています。


そして、その後に懇親会。その懇親会は23時には切り上げるルールになっているんですが、それから大宮に帰ってくるので当然ながら午前様ですし、それから風呂入ったりして、寝るのは2時ごろになってしまいます。起きる時間はいつも同じですので、3時間ほどしか寝ておらず、ちょっと疲れ気味です。



前置きはさておき、昨日の講義での休憩時間に若い女性(Aさん:仮名)から声をかけられました。Aさんは、東工大大学院イノベーションマネジメント研究科の学生さんで、昨日は我々の講義会場で受付をしていたのですが、なんと、私のブログを読んでくれているとのことでした。学生さんまで私のブログを読んでくれているとは...やっぱり嬉しいですね。


Aさんは、現在M1(修士課程1年)とのことで、弁理士を目指していて、今年の弁理士試験を受験したそうです。短答の結果は微妙なところだったらしいのですが、大学院を卒業したら企業(の知財部?)に入って仕事したいので、在学中に弁理士試験を突破したいとのことでした。


最近は、学生のうちに弁理士試験を突破しちゃう人もいるって話も聞きますし、なるほどね~ふーん...



でも、本当にそれって必要なの?


企業の知財部だったら弁理士になっていなくても仕事できるよね。もちろん知財に関する知識を持っていれば重宝だから勉強しておくことに意味はあるけど、無理して「在学中に弁理士試験を突破」する必要はないような気もするな。



な~んてことを口走っちゃいました。弁理士を目指して頑張っているAさんに向かって...ちょっとミスったかな?


でも、やっぱり焦ることないような気がします。資格はあくまでもツールでしかないので、それを使いこなせるようになってから手に入れても間に合うと思います。月並みですが「資格を取ることはゴールではなくスタート」ですので、「弁理士になる意味」というもの...将来何をやりたいか、そのことは弁理士じゃなきゃできないか、いつまでに弁理士の資格が必要か、よく考えてみるといいと思います。


学生は弁理士試験に挑戦するなという意味では決してないのですが、学生のうちにしかできないことも多いんですから、社会人になってからでもできることに時間を使うのは、とてももったいない気がします。



という中年男の戯言でした。