今日は、例によって朝2時起きで翻訳作業をやっています。今回は明細書の翻訳ではなく、拒絶審決に対する審決取消訴訟での準備書面と判決文の翻訳です。
実は、私、審決取消訴訟の経験がありません。以前の事務所で拒絶査定不服審判は結構な数を担当しましたが、その殆どは特許査定ないし特許審決になり、拒絶審決になったのは僅かに2件だった気がします。しかも、いずれもダメモトでの審判請求だったので、訴訟には至りませんでした。
ということで、審決取消訴訟の準備書面や判決文をまともに見たこともない私が、その翻訳などお引き受けしてよいのか少し悩みました。でも、折角のお話でしたし、私にはちょうどいい勉強だと思いましたので、お引き受けしました。
そもそも、なぜ翻訳が必要かと言えば、外国出願人のケースで判決内容を報告するためです。なので、明細書の翻訳のように逐語訳をしなくてもよく、その点は気が楽です。
ただ、一文が長いこと長いこと。10行とか20行とかある段落を読んでいくと、実は1文だったということも多いです。もちろん翻訳をしながらブチブチ切っていくんですが、あまり切りすぎるとニュアンスが変わってしまいそうなので、難しいところです。
あと、内容がこっぴどくクドイ。例えば、「…は、平成18年法律第55号改正附則第3条1項によりなお従前の例とされる同法による改正前の特許法(以下、「改正前特許法」という。)第17条の2第4項第2号の特許請求の範囲の減縮を目的とするものとは認められず…」とか。
改正云々とかを外国出願人が理解できる訳ないので、ここは前段をバッサリ落として翻訳しましたが、ちょっと勘弁して欲しいです。
ところで
今朝、いつもどおりに起きてきた妻に、「今日はCUMOTで遅い日じゃないの?どうしてこういう日に無理して早起きするの?」と言われました。確かにそのとおりで、今日の帰宅は午前様になりますので、今日は丸一日起きていなければいけないことになります。
思い出してみますと、早起きしている日は、夜が遅いことが多いような気がします。我ながら、なんて無謀な...
でも、そういう日は仕事ができる時間がいつもより短くなってしまいますし、夜は飲んでしまって翌日の仕事の効率も下がる...そんなことを無意識的に感じて早起きしてしまうのかもしれません。それならそれで仕方ないですね。