ようやく確定申告がほぼ終わりました。「ほぼ」ですので、まだ、最終チェック→e-tax用データ作成→送信の作業が残っていますが、終わったようなものです。


昨年も一昨年分の確定申告をしたのですが、前の事務所で一昨年分の給与に対して年末調整をしてあったので、もらった源泉徴収票から数字を写すのがメインの作業で、事業部分は支出しかなく作業的には簡単だったんです。


でも、今年はそう簡単にはいきませんでした。昨年一年間通して事業しかやっていませんし、仕訳も一年間地道にやってきましたが、感覚が掴めてきたのは半年後くらいからだったので、集計してみるとおかしな部分もあったりして、結構頭を悩ませました。



結局、昨日、知り合いの税理士の先生に細かい疑問点を聞き、最終的な確定申告書もざっと確認してもらって、これで大丈夫とお墨付きを頂きました。全て無料でクラッカー...早く税理士に経理&確定申告をお願いできるように頑張りますにひひ


解消した疑問点の幾つかを備忘録を兼ねて載せておきます。



■融資と支払利息と返済の仕訳


私は、昨年の途中に融資(a円)を受けたのですが、お金が銀行口座に振り込まれたときには既に全期間の利息(b円)が引かれた状態でした。返済は20回元利均等返済(毎月a÷20円)で、昨年に返済した金額に含まれる利息がc円、そんなときの仕訳です。


 〔融資実行時〕
  普通預金   a-b  / 借入金  a
  前払金      b
 〔毎月の返済時〕
  借入金    a÷20 / 普通預金 a÷20
 〔年末(決算)時〕
  利子割引料    c  / 前払金  c


こうすることで、利子割引料(c円)は昨年の経費となり、前払金(b-c円)は今年以降に繰り越されます



■確定申告書B第2ページの「所得の内訳(源泉徴収税額)」


まず、源泉徴収義務のあるお客様ごとに欄を作ります。なお、源泉徴収義務のないお客様からの収入については記載する必要はないので、欄も不要です。


そして、昨年1年間の売上の合計をそれぞれ「収入金額」に記載します(売上が立っていれば入金が翌年だったとしても収入金額に含める)。「源泉徴収税額」には、その売上に対応する源泉徴収税の合計を記載します(お客様が翌年になってから税務署に支払うであろう源泉徴収税も含める)。したがって、お客様から送られてくる支払調書(その年に我々に支払った金額と源泉徴収税額が記載されている)の数字とは整合しないことが多々あります。



その他にも色々なことを税理士の方にお聞きしたのですが、基本的には帳尻さえがあえば細かいことは気にしなくていいという考え方で問題ないようです。私は細かい性格なので、ちょっと難しく考えすぎていた部分も散見されましたが、そのあたりは少しずつ楽な方法に変えていこうと思います。


それにしても、税理士の先生には親切に(しかも無料で)アドバイスして頂き、本当に助かりました。ありがとうございましたビックリマーク