昨日は、前日に飲み過ぎたらしく、午前中は二日酔い状態で殆ど使いものになりませんでした。午後はさすがにソコソコ仕事をしたのですが、予定していたところまで仕事を終わらすことができず、結局、今日も仕事をしています。ようやく遅れを取り戻し、休み明けでも大丈夫そうなメドが立ったので、そろそろ終わりにします。
ところで、弁理士試験の受験生には、ご自身の書く字が汚くて悩んでいる方も多いかと思います。特に論文試験の答案は、字が汚いと読んでくれないんじゃないか、字がうまい人の方が有利なんではないか、と不安になりますね。
私は、受験機関の論文答練会の採点やゼミを担当していた(←やっぱり過去形なのかな?)ので、結構な数(おそらく3000通以上)の論文答案を実際に読んだことがあります。中には「嫌がらせか!」と言いたくなるくらい読むのに時間のかかる答案もありますが、そんな答案は100通あって1通程度でしょう。バランスが悪かったりグチャグチャだったりお世辞にもうまいとは言えない字を書く方はかなり多いですが、大体は読めますし、仮に読めなくても前後関係から善解できることが殆どです。
なので、殆どの方は字が汚いことを特に気にすることはありません。
ただ、読みやすい字を書きたいという気持ちも分かります。そのような方にお勧めなのが、この本です。
本のタイトルを見ると、ウソだろう~とか、胡散臭いな~と思われるかもしれませんが、全くそんなことはありません。この本を読んでみると分かりますが、通常のペン字講座の方がよっぽど胡散臭いんです。
この本の著者は、書道家としてもの凄い実績をお持ちなんですが、今は書道家としてではなくペン字コンサルタントとしての活動をされています(実はプライベートでお会いしたこともあります)。著者は理系出身ということもあって、字がうまくなるポイントを具体的に説明されていて、しかも「なぜ」という部分がしっかり盛り込まれています。
少しだけ紹介しますと、きれいな字を書くためのポイントとしては、(1)道具を選ぶ、(2)字にメリハリを付ける、(3)下手だからこそ一手間かける、という意識を持つことだそうです。そして、そのポイントをどう意識するか一つ一つ具体的に説明されています。
私は、自分で言うのもなんですが、自分自身の字が汚いとは思っていません。どうも、私は、この本に書かれていたポイントの幾つかを自然に押さていたようです。それを認識して、なるほど~と感心してしまいました。そして、さらにきれいな字を書くために何をすればいいかも理解しました。
字が汚いと悩んでいる方、ご一読することをお勧めします!