昨日は、日本弁理士会関東支部が開催した「集う会」というものに参加してきました。今回が第4回らしいのですが、「弁理士のサービス価格を考える」というテーマに惹かれて、初めて参加することにしました。



「集う会」では、最初に3名の弁理士の方から提言(問題提起)がされ、それから数人のグループに分かれて1時間ほど討論を行いました。とは言っても、最初からアルコールを飲みながらのざっくばらんな雰囲気でした。


ただ、なぜか私がグループの代表として発表する立場になってしまったので、意見のポイントをメモしたり発表内容を頭でまとめたり...缶ビールを2本ほど空けつつも必死でした。最後の発表は何だかお恥ずかしい限りの内容でしたが、事実上お酒の席のようなものでしたので、まぁ無難に終わったかな?



で、どんなことを...あんまり覚えていないのですが...私の意見を含めて、ちょっとだけ。



◆弁理士のサービス価格が下がりつつある現状を踏まえ、最低限の品質を担保するために最低価格を設定すべき?


※これについては、私が反対意見を述べました。その案件単独ではペイしなくても政治・経営判断で受任する場合もある(入口のハードルを下げて次に繋げる、とりあえず仕事ぶりを見てもらうなどの趣旨で)ので、サービス価格の低下=品質低下には一義的には繋がらないように思います。



◆お客様(大企業)からみればサービス価格の高低よりは品質の方が重要である。事務所サイドで言えば、品質によって異なるサービス価格のランク(重要性、明細書ドラフトの有無、先行技術調査の要否など)があってもいいのではないか?


※これについては、基本的にはその通りだと思います。ただ、全部のパターンを最初から(松竹梅のように)明示することは微妙な感じもします。中小企業の場合は多くの場合値切り交渉に進むことを考慮すると、とりあえず「松」だけを明示するのがいいような気も...あっ、だから特許事務所は敷居が高くなっちゃうんですかね。いずれにしても検討の価値ありです。



◆出願業務だけでなく、知財・経営コンサルなどの非専権業務を組み合わせたサービスを提供する必要があるのではないか?


※これについては、中小企業の場合は事実上そうなりますし、少なくとも発明発掘のような部分は今のサービス価格に含まれていると考えています。もっと包括的なコンサル部分については顧問契約なんかもありますし、既に殆どの事務所がやっているような気がします。



◆弁理士にも何らかの評価(ランク付け)が必要ではないか?そのランクが弁理士の能力を本当に表しているかは微妙になるだろうが、お客様からみれば現状では弁理士の情報が全くない(どこのHPを見てもいいことばかり書いてある)ので、どうしてもサービス価格で比較してしまいがち。


※なるほどと思いましたね。最近はホームページに「お客様の声」を載せていらっしゃる事務所もありますし、もっと進んで第三者機関による口コミサイトやランキングサイトがあっても良いかもしれません。その基準自体が怪しいので誤解が生じるでしょうけど、その情報をどう解釈するかはお客様が判断すること(飲食店なんかは正にそうなっていますよね)ですし、面白いかもしれません。



他にも沢山あったと思うんですが、ひとまずこの辺りが大きな論点になったかと。ちょっとお堅い話題で失礼しました。