だいぶブログの更新が滞っていました。それにしても、ブログの更新って一度滞ると、次の更新の荷がグッと重くなりますね。やっぱり何でも「日常化」するのが重要だと痛感しています。
ところで、今回は、標題の少し真面目な話。
ある瞬間、ちょっとしたアイデアを思いつきました。こういうものがあったらいいな~的な。このアイデアって特許になるでしょうか?
結論から申し上げますと、特許になる場合もあるし、ならない場合もあると思います。
先日、弊所に相談にいらした個人のお客様は、まさにこのパターンでした。もちろん詳しいことは書けないのですが、電話の機能についてのアイデアを思いつき、「こういう機能を設けると、使いやすくなると思うんです。」とおっしゃっていました。聞いた限りでは、確かにそうだと思います。
で、私が「その機能は具体的にはどうやって実現するんですか?」と尋ねると、「それは私には分かりません。これからメーカーが開発してくれると思います。」とのことでした。
う~ん。これでは、残念ながら特許になる可能性は殆どありませんね...
特許は「発明」に対して与えられますので、当然に「発明」が完成している必要があります。一般に、「発明」が完成するまでには、「着想」と「具現化」の2段階があると言われています。あるアイデアを思いつき(着想)、それを具体的に実現可能にする手段を確立する(具現化)ことで「発明」が完成します。
上記の例で言えば、使いやすくなる電話の機能を「着想」しています。しかし、その機能を「具現化」することが全く行われていません。ということは、「発明」が完成していないことになるので、特許にはなりません。
現時点では、「単なる夢」と言うことになります。
でも「着想」した時点で実質的に「発明」が完成する場合もあります。例えば、日用品のような簡単な物の構造に関するアイデア、主婦の発明家なんかがよく特許を取ったとか報道されていますが、これなら大丈夫なことが多いです。というのも、物の構造が確定すれば、その物を実際に製造する(具現化する)ことはできるケースが多いからです。
要するに、その物の構造を思いついた段階で、既に「単なる夢」の域を超え具現化までできている(端的に言うと仕様書や図面を書ける)んですね。これであれば特許を取ることができます。
何となくイメージできたでしょうか?