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でも書きましたように、私が担当していた論文ゼミは先週で終わりました。だいたいどこの受験機関のゼミも同じと思います。4月からは、各受験生の状況(短答スタートか、論文が未だ苦手か、ある程度完成しているか)にあわせて、直前対策をすることと思います。
各受験機関とも、躍起になって直前対策講座や模試を組んでいますので、それを利用するのもいいでしょう。
で、私も一端のゼミ講師ですので、何か受験生の役に立つことができないかなと考えてみました(特に直前期に担当する講座はないので)。
最初は、過去問なんかを使って少人数で私ゼミでもやろうかと思っていました。ただ、それでは受験機関とかぶっていますので、あえて私がやらなくても受験生のニーズは満たされる感じです(←これは実際のゼミ生から頂いた意見です)。
そこで、考えたのが論文答案の添削です。
受験生の皆さんは、巷のレジュメを読むと何だか書けた気持ちになると思いますが、実際に書いてみるとなかなか書けないと思います...なぜか。
もちろん知識面が十分でないという側面もあるとは思いますが、それ以上に「自分の答案でない」からだと思います。答案は(というか文章は一般に)、それを読めば誰が書いたか分かるくらい個性があるものです。レジュメの文章は答案としてはよく書けているのですが、その人の感性で書ける文章になっているとは限りません。
だからこそ、私は、「自分の文章で最善答案を作成するのが一番の勉強法」と思っています。
しかし、実際に自分の文章で答案を作成したものの、それで本当に最善なのか判断できない受験生も多いようです。もしマズイ部分があるのなら修正したいが、自分では分からない...でも、それをチェックしてくれる受験機関は(私の知る限り)存在しません。
なので、それを私が添削(「採点」ではなく「添削」)します。得点を付けるのではなく、表現の細かい追加・修正をします。文章をごっそり追加・差替えすることもしません。要するに、できるだけその人の感性で書ける文章の範囲内で、最善答案を仕上げていく作業をすることになります。
かなり大変な作業になりそうなんですが、必ずや受験生の役に立つと思っています。
まずは、これまでのゼミメンバーに声をかけてみました。そのうち様子をみて、我が事務所のホームページにも告知して受け付けることも考えていますが、どうするかは分かりません。なお、これまでのゼミメンバー以外の受験生で興味のある方がいらっしゃいましたら、我が事務所のお問合せフォーム から一報頂ければ、対応を検討します。
って、完全に売り込みネタですね。