東京を除く関東圏では、計画停電が実施されています。我が事務所も停電になります。停電中は、電話、FAX、メールを含めて全ての連絡・通信手段がストップし、ノートパソコンを使ってできる一部の作業を除き、一切の業務を行うことができません。それでも特許事務所ですので、それこそノートパソコンを使って作業したり他の時間帯に仕事をすれば、仕事が滞ることは殆どありません。


しかし、物を売る商売をやっている方や、美容室のようにお客様に直接サービスする業界などは大打撃だと思います。計画停電が実施されるからと言って、朝6時にオープンとか、夜22時まで営業してもお客様はきてくれないので、停電の時間分だけ売り上げが減ってしまうでしょう。パチンコ屋なんかもそうですね。例えば13~16時ごろに停電があって営業を停止するとしたら、午前中も夕方以降もお客様はこないと思います(私なら行きません:そんな短い時間では勝つときにも勝ちきれないからです)。近くのパチンコ屋は停電時間を避けて営業しているようですが、ほとんど商売にならないでしょう。


東京都のど真ん中であれば計画停電の対象から外れていますが、昨日のように、計画停電だけでは電力需要に対応できない状況になって、いきなり電車の運行本数が激減したりしますので、やはりインターネットでニュースをみたりしていて、おちおち仕事もしていれないでしょう。



それにしても、停電ってビックリするくらい怖いですね。先日は15時ごろから3時間の停電だったのですが、最初のころは外も明るかったので問題ありませんでしたが、17時ごろになると暗くなってきて、本当に何にもできません。こういう経験をすると、電気のありがたさが身にしみて分かります。



受験生の皆さんにも厳しい状況と思います。夕方以降に停電になれば勉強なんて全くできませんし、電気がきている時間帯でも、原発事故が気になってテレビでニュースを見てしまい、集中できないと思います。この苦境を乗り超えてキチンと勉強しなさい!...と言いたいところですが、それができる方は少数でしょう。


こんなときに焦って勉強しても何にも身に付きませんので、ここは割り切って、まずは自分の気持ちを落ち着かせることをお勧めします。誤解を恐れずに言えば、1~2週間もすれば現状を受け入れることができ、それに慣れ、ニュースもさほど気にならなくなるでしょう。


ただ、勉強をしていない自分を咎めるもう一人の自分もいて、頭が混乱するかもしれません。そこで、受験生の皆さんには、「X月Y日までは勉強をしない!」とか、「停電中は勉強しない!」という計画を立てることをお勧めします。どうせできないのですから、それを計画に織り込んでおくことも大切です。そして、勉強しなかったことによる遅れを取り戻す方法も検討して下さい(停電中など考える時間はたっぷりあります)。


もちろん、できる範囲で計画を立て直すのであって、無理な計画はダメです。もし、どこにも余裕がなくて当初の計画をこなせないのであれば、量を絞るしかありません。それを検討すべきです。


そうすることで、「今は勉強していないけど、これも計画どおりなのさ~音譜」と頭で理解でき、少しは落ち着き安心できると思いますよ。