ようやく、我が事務所で初めての特許庁への手続きをしました
特許庁への手続きは、基本的には、無償で配布されている「インターネット出願ソフト」という専用ソフトを用いて行います。前の事務所でも使っていたのですが、全て事務が作業していましたので、その出願ソフトの使い方は殆ど知りませんでした。
また、電子証明書が必要だったり、印紙代引き落としのための口座を事前に準備する必要があったり、そもそも「電子証明書」って何?っていう私でしたので、それらを出願ソフトに設定するのすら困難を極めました。
その準備も大変だったのですが、手続き書類を作成する段階でも大きく躓きました。
まず、出願書類に挿入するイメージのファイル形式や大きさ、解像度などを変換・調整しなければなりませんでした。これには、インターネットでフリーソフトをダウンロードしてきて、何とかできるようになりました。
イメージの挿入やHTML文書の作成についても、通常の感覚でワードに貼り付けたり保存したりしても、出願ソフト上で送信可能な状態になりませんでした。調べてみると、イメージは「ファイルにリンク」で挿入しなければならず、HTML文書は「Webページ(フィルター後)」という形式で保存する必要がありました。これらは、出願ソフトのマニュアルに書いてありましたが、なんせ全800ページ超のマニュアルですので、そこまでチェックしていませんでした。
以上のことを、電子証明書を付けないguestモード(特許庁には送信できないモード)で何度も何度も操作してみました。1週間くらいは暇さえあれば出願ソフトをいじっていた感じで、とにかく身体に覚え込ませていました。
そして、実際の手続きの日、まず電子証明書を付けた状態で送信ファイルを作成し、それを印刷して書誌事項をチェックした上で、「オンライン出願」というボタンをぽちっ
結果の欄が「接受」となり、プルーフ比較の欄が「正常」になっており、受領書も届いていました...無事手続きができたようです...ホッ
もうすぐ我が事務所を開業して2ヶ月を経過します。ここまでに大分時間がかかった感じですが、私にとっては必要な時間だったかもしれません。これからはジャンジャンバリバリと手続きをします...あれっ案件は?