今日は暖かいですね~朝から目がチクチクします...花粉?...確かに鼻もムズムズします。これから本格化する時期なので、今から憂鬱です。



ところで、もう大分前(特許事務所の開業をうっすら考えているころ)になりますが、本屋さんでふっと目にとまった「リーダーになる人に知っておいてほしいこと 」を読みました。松下幸之助さんの考え方が凝縮された一冊です。


その中で、タイトルの「鳴かずんば...」についての記事がありました。見出しは「自然に従う」です。



もう皆さんはご存じかと思いますが、戦国時代の3人の英雄(信長、秀吉、家康)の異なった性格を表現するのに、次のような言葉が知られています。


 信長: 鳴かずんば殺してしまえホトトギス
 秀吉: 鳴かずんば鳴かせてみせようホトトギス

 家康: 鳴かずんば鳴くまで待とうホトトギス


歴史がからっきしダメだった私には、「ふ~ん、そうだったのか~」って感じなので、それはそれで勉強になったのですが、それを聞いた松下幸之助さんは、


 松下: 鳴かずんばそれもなおよしホトトギス


とおっしゃったとのことです。



なるほど~



先の3人の言葉では「ホトトギスは鳴く生き物」ということが前提になっていますが、松下さんは「鳴かないホトトギス」をそのまま受け入れています。この感性って凄いな~と思いました。自然に従う...言葉はいたって簡単ですし、頭では分かっていると思うのですが、なかなかどうしてスンナリは実行できない気がします。


しかも、"それもまたよし"ではなくて"それもなおよし"...まるで「鳴かない」ことに新しい光を見出している感じです。普通と違うからこそ、そこには何かがある。う~ん、凄い...凄い凄い凄い...こんなつまらない形容詞で語れるレベルではないんですが、ボキャブラリーが乏しい私には、それ以外の表現が思いつきません。



じゃあ、私だったらということで、まねまねで考えてみました。こんなオチなんて付けなくていいんでしょうが...


 アッカー1: 鳴かずんば次はどうするホトトギス

               ...それで終わってはつまらない

 アッカー2: 鳴かずんば代わりに鳴こうホトトギス

               ...弁理士として代理します

 アッカー3: 鳴かずんば理由を述べよホトトギス

               ...措置系の問題では理由が大切です

 アッカー4: 鳴かずんば勝手にすればホトトギス

               ...こうだから友達をなくすんですね


浅い...浅すぎる。お粗末さまでした。