最近、このブログのアクセス数が増えてきました。嬉しい限りです。


今日は弁理士試験のお話。



二次試験(論文)の発表まで、あと半月ほどですね。受験生の方、気になって仕方ない時期と思いますが、今が正念場です。そうです。三次試験(口述)の対策をしなければなりません。


昨年の三次試験の合格率は80%程度。これを「高い」とみるか「低い」とみるか。色々意見があると思いますし、そのどれも間違ってないでしょう。



ただ、受験生について言えば、現時点でどういう印象を持っているかで「合格できるか否か」が分かると言っても過言ではないと思っています。あくまでも私見ですが...



「低い」と思っている方、今は死に物狂いで条文を読み、青本を確認して、頭にたたき込んでいると思います。なぜか。


自分が答えられない点が結構あり、それを潰さないと合格できないことを理解しているからではないでしょうか?逆に言うと、そのままの調子で頑張れば、特に問題なく合格できるのではないかと思います。5人に4人は合格する試験です。自分の弱点を理解し、それを潰す努力をしても合格できないほど難しい試験ではないと思います。



「高い」と思っている方、ちょろっと条文を確認して、問題集を流し読みしている程度でしょうか?少し厳しい言い方ですが、それでは合格できない可能性が高いと思います。


論文試験を合格できるレベルの知識を持っている方であれば、知識的には三次試験も対応できる可能性は高いです。おそらく問題集を確認してみれば、知っていることばかりでしょう。


しかし、三次試験は知識を問う試験ではありません。知識を持っていることは当然の前提で、それをどれだけ正確に「口から」出せるかを問う試験だと思います。その「口から」が結構難しいんです。その難しさを知っていれば、5人のなかで最下位を引く可能性を排除できないはずです。



少し引っかかる点がある方は、今からでも間に合うかもしれません。頑張ってみてはいかがでしょうか?仮に二次試験が残念な結果であったとしても、必ず来年以降に役立ちますよ。