士業で独立開業する際に必要な資金は、一般に、他の事業に比べて少ないようです。



私の場合、賃貸マンションを事務所用に借りるつもりですので、貸事務所と違って敷金・礼金2ヶ月の世界ですし、家賃も圧倒的に安いです。設備としては、電話、パソコン、FAX複合機、机&椅子くらいあれば、ひとまず何とかなります。また、事業を進める上で必要な「仕入れ」はありません(強いて挙げれば紙とトナーですかね)ので、弁理士会の会費(月2万円!)が高いと感じるくらい、運転資金も少なくて済みそうです。


ざくっと150万円もあれば全く問題なくスタートできるでしょう。この程度のお金であればさすがに持っています。



しかし、私は、特許事務所を独立開業するにあたり、借りられるだけ目一杯の融資を受けようと思っています。



1つには、できる限り資金に余裕が欲しいということがあります。


特許事務所を開業すると、最初は特許出願の案件がほとんどと思いますが、受注から特許出願まで1~3ヶ月程度かかるのが通常です。そして、特許出願後に請求書を発行し、それが入金されるのは2ヶ月後になります。そうすると、開業してから最初の3~5ヶ月は、全く現金収入がないことが容易に想像できます。開業当初から仕事があるとは限らないので、無収入の期間はもっと長いかもしれません。生活費も必要です。


一方で、特許出願は周辺・関連技術についてシリーズでされることも多く、一旦信用して頂いたお客様からは続けて仕事を頂ける可能性も高いと思います。したがって、無収入の状態でどれだけ耐えられるかが、成功のカギとなります。


ということで、できれば6ヶ月(欲を言えば1年程度)は無収入でも耐えられるだけの資金を持っていたいと思っています。



もう1つ、金融機関との良好な関係を作っておくという意味があります。


創業時の資金は低い金利で借りられるケースが多いようですし、借りたお金をキッチリ返済した実績を作っておけば、将来融資を受けたいと思ったときに審査が通りやすくなるようです。少し余裕があるときに、将来のための実績作りをしておこうということです。


これは交流会で知り合った知人や、起業セミナーのオーガナイザーの方から教えて頂きました。確かにその通りだと思います。



現在、想定される必要資金をなんでもかんでも盛り込んだ創業計画書を作っています。融資の申込は9月下旬~10月になりそうですので、それまでじっくり考えようと思います。