前回からの続きです。
コロナから回復して、仕事に戻った3日目。
それまでは思考を動かすことが「わざわざ」という感じで、
頭が静かで、文章を書くことができなかったのですが、
3日目に、今の状態を書き留めておきたいないという気持ちが起こり、
今ならなんとか書けるかも・・と思って、仕事前に書き始めました。
コロナ中、眠っていた頭をなんとか動かして書いていると、
いろいろ思考が動き出しました。
仕事中も、それまでは世界と自分のことさえ少し離れたところから見ていた感覚から、
身体である私に同一化するのがわかりました。
思考が来ると、そこにまた思考が起こり、思考を重ねていくのを見ては、
「ああ、今思考の中に入っていった」と気づいて戻るという感じでした。
戻ると、また静かになります。
家に帰ると、次男が使用したお弁当箱が、キッチンの流しにそのまま置かれていました。
それは昨日も同じだったのですが、その日はイラっときました。
私も疲れているのに、なんで洗わないの!
でも、その考えは違うとわかるのですぐに赦して、
「夕飯の支度を始める前に洗ってね~」と咎めない気持ちで声をかけると
「は~い」という気持ちのよい返事が返ってきました。
ところが、後からキッチンに行くと、洗っていたのは半分だけ。
しかも、油ギトギトになっているところだけ残されていました。
それを見て、イライラが爆発
めんどくさいことばかり私に押し付けるなんて!
という気持ち。
(息子たちは、私が疲れてヘロヘロで、ちょっと手伝ってほしい・・・と思うときにこそ
面倒なことをあれこれ持ってくることが多いんですよね)
ちゃんと洗わないと、来週からお弁当作らないからね!
と思わず言ってしまいましたが、
馬耳東風の次男(ほとんど存在消してるヤツ・・・)。
昨日までの穏やかさと比べて、怒っている自分に対しても「なんだよー!」とむかついて、
怒りをさらに大きくしている私。
これまでは、思考が浮かんでは、流れているのを見ている状態でしたが、
がしっ!と掴みに行ったのが、はっきりわかりました。
思考に走りこんで、がっちり掴んで、それゆえ怒っている。
でも、そうだと頭で認識できても、怒りが止まらない~
聖霊、助けて~~。
怒りの感情と一体になって、全然静かになれそうもないときは、
聖霊の祭壇で出てくる思いをそのまま叫びます。
最初は、次男に対する怒りなどを言っているのですが、
だんだん落ち着いてくると、その背後の思考が見えてきます。
私が怒りやすいお馴染み思考がいろいろありました。
私は一人でがんばらないとならない。
とか、
叫んでいると結局「私は奪われている」という思考に行きつきました。
息子のせいで、私の時間と労力を奪われると。
お弁当箱を洗うことは大したことではないんです。
そこに、疲れているのに面倒なことを押し付けられた、と解釈することで強いられた感覚になってしまう。
そうなると、自分から何か大事なものを奪われているような気がして、
犠牲者モードに一気に突入してしまうんですよね。
しかも、何を奪われていると思っているかというと、
時間や労力、お金、いろいろ自分の大事なものに見えていても、
本当は「神の愛」を奪われたと思っている。
そう思ってしまうのは、そもそも「私は奪われたり、傷つくことがありえる存在だ」と決めたから。
だからこそ、この間違った考えを聖霊に訂正してもらい、
本当の私たちを思い出したいんですよね。
私は犠牲になることなどありえない、無垢で完全な神の子だということを思い出させてください
と聖霊に祈りました。
祈れば、次男も私もひとつである一体性、その力強さ、神の愛の臨在感が拡がります。
神の愛に包まれたとき、「私は奪われる~。犠牲者だ~」とか
「私が神から奪った!だから罪人だ」という考えを、くすっと笑って見えてきます。
今ここで神とひとつであるのにねと、叫んでいたちょっと前の私をほほえましく見えてきます。
起こるがままでよく、何も問題ない、と見ているときは余計な思考がなかったとき。
もしくは、思考が起こっても気にせず放っておけるとき。
考え、信念がはさまると、そう思えないというのがよく見えました。
本当に思考・信念だけが問題なんだな~と思いました。
前回にも書いたバイロン・ケイティさんは、自分が掴んでいる信念を4つの質問で探求しています。
信念を手放せとは言わず、自分で手放せないものだと言います。
ただ、理解することで離れていくと。
探求されていないビリーフがなければ、あるがままそのままを愛せます。
ということを言われていますが、
この件で本当にそうだと思ったのでした。
しかし、弁当箱というどんだけ人間ちっさいんだ(笑)という題材でしたが
それで「私は奪われている。犠牲者だ」という信念が取り消されていくなんて、
うれしい
しかし、誘惑にまだまだ乗っかりたい私も感じます。
と思っていたら、また次男相手にちっさい事件がありました
長くなったので、また~。