こんな映画を観た。 -4ページ目

こんな映画を観た。

AcidTripがNY州の片田舎から発信する映画や本の感想徒然

ポニーキャニオン
SAYURI プレミアム・エディション

うーーーーん

アメリカで売れに売れたArthur Golden(著)の『Memories of a Geisha』が原作です。彼が、色々な芸者にインタビューして書いた小説なので西洋人の耳を通してみた日本というのが正解だと思います。ハリウッド映画だし原作が英語なので、登場人物がみんな英語で喋ってるのは100歩譲って許すとしても、外国人が日本人になりきって日本の芸の世界を語ってるのは無理があるでしょう。

主演のSayuri役を含め4人の芸者が出てきますが、そのうち3人が中国人の役者です。チャン・ツィイー、コン・リーは、どのシーンでも日本人には見えません、それが気になって気になって絵は非常に綺麗なのに残念でした。 Sayuriのお姉さん役のミシェル・ヨーは国籍の違いを克服して、上手かったですが、二人の中国人が『芸者たる者は....』って語ってるのはかなり無理がある。

ストーリーも良く出来ているのですが、いまいち浅く僕の日本人魂には響いてはこなかったです。『ラスト・サムライ』のほうがよっぽど良く出来ていました。

貴方はSayuriの死装束での演技発見できましたか?

西洋のフィルターを通しての日本でも良い、綺麗だったら外国人が日本人それも芸者を演じてても良いって人にはお薦めです。

絵が綺麗なので、★★★


アーサー ゴールデン, Arthur Golden, 小川 高義
さゆり〈上〉 さゆり 下 文春文庫 コ 16-2 ラスト サムライ 特別版 〈2枚組〉
ジェネオン エンタテインメント
ブラウン・バニー

ヴィンセント・ギャロ、カッコイイの一言。すげー、僕が女ならマジで惚れる。

ネタバレしたくないので、あまり書きたくないけど、最後の15分に爆弾があるので、賛否両論色々話題になっています。アメリカで観たのでモザイク無しです。本物です。問題のシーン、物語の流れとしては、必要ないですが、あえて入れたことにギャロの才能、既存の映画作りに対する挑戦、性は隠すものではないという姿勢を感じます。

落ちます。でもカッコイイ。アメリカ在住で、東海岸、中部、西海岸に住んだことある身としては、彼が、車で東海岸から淡々と西海岸に移動する一人旅は、アメリカの大きさとそれぞれの地域の風景の違いを感じることが出来ます。一人旅の孤独さを見事にとらえていると思いました。

この映画わからない人間は、一人で旅行してみろ、恋をしろ、それが出来ないなら一生『タイタニック』観てろっと思います。ある程度、年齢いってないとわからない作品だとは思います。一人で観る映画なことは確かです。淡々とした映画嫌いな人には全くお薦めしません。


★★★★★

松竹
マイ・ボディガード プレミアム・エディション
万人に薦めるレオン系娯楽大作!!愛するものに危害を加えられた時の復讐とはこのぐらい熱いのもなんだーーーって感じです。

リドリー・スコットの弟のトニー監督作品。今、調べたら、ほとんど彼の監督作品観てるのに、映画と監督名が一致していなかったですが、この人、トップガンに始まり、いろいろな大作を監督しているんですね。

この作品、見終わると一瞬実話かと思いますが、AJクィネルの『燃える男』という小説が原作のフィクションみたいです。

主演のデンゼル、アカデミー賞取った『トレーニング・デイ』より、数倍味のあるいい演技していると思います。デコタ・ファニングは、子供なのに、普段どういう生活してるんだってぐらい、うまいの一言。いろんな映画でてますが名子役で終わらないで欲しい。

こんなに危険で、警察も腐敗してるメキシコに行きたくなくなるのが、この映画唯一のデメリット。押し付けがましくない、感動できる大作に飢えてる人はお薦めです。

★★★★★

  
ビクターエンタテインメント  ワーナー・ホーム・ビデオ
レオン 完全版          トレーニング デイ 特別版
紀伊國屋書店
デカローグ DVD-BOX (5枚組)
ポーランドの故クシシュトフ・キエシロフスキー監督を世界的に有名にした80年代後半のテレビシリーズ。ワルシャワ郊外の集合住宅地を舞台に、旧約聖書の十戒をモチーフにし、いろいろな人間模様が展開する。それぞれ1時間弱で全部で10話で構成されていて、一つ一つのストーリーは、独立していて、説明しろといわれても説明できませんが各メッセージは物凄くシンプルです。どのストーリーも、暗いし、重いし、どんよりした内容ですが、人間味に溢れています。

第5話と第6話の『殺人に関する短いフィルム』、『愛に関する短いフィルム』は映画化されています。

監督の晩年の作品『二人のベロニカ』『トリコロール』のストーリー、色使いが大好きで、『デカローグ』前から気になっていたのですが、やっと観ることが出来ました。全体で10時間弱あるので、数日間に分けての観賞でしたが、毎日夜になるのが楽しみでした。『デカローグ』色使いは、ほとんど白黒フィルムを観ていような感じでそれほど綺麗ではなかったですが、映像はポエティックです。どのストーリーも観終わるとその世界からなかなか出てこれなくなります

キューブリック監督が「この20年間で1本だけ好きな映画を選ぶとすればそれは間違いなく『デカローグ』だ」と言ったのも納得。

ほとんどハッピーエンドな話ではないですが、しっかりした人間関係を描いた作品を観たい人にはお薦めです。正直1時間弱でここまで深い心理描写ができることが驚きでした。

監督がインタービューで、『殺人に関する短いフィルム』は何が言いたかったの?っと聞かれ、それを簡単に説明できるなら映画などつくってないっと答えていたのが印象的でした。


★★★★

花村 萬月
ゲルマニウムの夜―王国記〈1〉
久しぶりに小説のレビュー。

なんとなく読まず嫌いで、今まで花村萬月の作品読んでなかったのですが、数ヶ月前に買いだめして『皆月』『重金属青年団』『ゲルマニウムの夜』の順で読む。『皆月』それなりに面白い、主人公のダメぶりがいい。『重金属青年団』これは全然ダメだった。バイク好き以外、誰にもお薦めしない。しかしこの『ゲルマニウムの夜』最高です!

表層にあるエログロ暴力的なストーリーも、書かれている日本語が、綺麗というか繊細なので違和感なくすんなり入ってくるし、舞台となっている修道院という閉じられた世界も魅力的です。しかし、グロ表現や暴力表現、口のなかに唾がたまり思わず目を背けたくなる(映画じゃないから適切な表現じゃないけど)ような展開が多いのでそういうの苦手な人は、読むのやめた方がいいでしょう。

でもこの小説の主題は表層のストーリにあるのではなく、何よりもエロとグロの描写の隙間所々に散りばめられている思わず赤線つけてノートに書き出したくなるような哲学的な問いかけ、宗教に対する挑戦なのです。

文庫の最後に収録されている彼と小川国夫の対談によると、彼自身子供のころに修道院に預けられ、修道士と子供たちの性的な関係を目撃したり、皆でサッカーの練習をしたらしいので、彼の自叙伝的小説なのかもしれません。

芥川賞とった作品てあんまり読んだことないんだけど、村上龍の『限りなく透明に近いブルー』とかも内容忘れたけどかなり異色な性描写が多かったような。

万人にはお薦めできないけど、性的に捻くれてる人や、宗教の矛盾を考えるのが好きな人にはお薦め。

映画化されているみたいです。原作の微妙な間が上手く映像化されてるとも思わないし、この小説は、映像に出来ない主人公の頭の中を文字にしたところが面白いので映画の方は観てないし観ようとも思いません。


一応この小説は小説で完結していますが、シリーズ化されているようです。つぎ読むのが楽しみ。

アミューズソフトエンタテインメント
みなさん、さようなら

号泣しました。

昔、観たアメリカ映画『黄昏』(On Golden Pond:1981年)も良かったですが、老いること、病気、死、家族愛をあつかった映画では、この映画も晴らしかったです。ちなみに会話はフランス語のカナダ映画。

こういう風に死にたいと思わせるような映画。第76回のアカデミー賞外国語映画賞受賞しています。

昔は、アカデミー賞取ってる映画なんて糞だと思ってたのですが、最近、非常に共感できるのは歳をとった証拠なのでしょうか?


自分もオヤジ or オバハンだなぁ、最近体力が....と思ってる人お薦めな映画です。


★★★★★


ユニバーサル・ピクチャーズ・ジャパン
黄昏

これも同じ系統の映画です、お薦め。

ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
恋に落ちたシェイクスピア コレクターズ・エディション

シェイクスピアと言えば、バズ・ラーマン監督の『ロミオ & ジュリエット』しか観たことも無く(DVD持ってますが)原作どれも読んだことない、自分ですが、非常に楽しめました。はい。この映画が公開されていた時期、クラブばっかり行ってて映画全くみてなかったのですが、今日はじめて自分が何をミスしていたかに気付きました。時間戻すことができても、同じことしてると思いますが....


この手の天才芸術家の人生にストーリーをつける映画では、画家フェルメールを扱った『真珠の耳飾りの少女 』、南米の画家フリーダを題材にした『フリーダ』も素晴らしい内容です。


が!この映画、『ロミオ & ジュリエット』が好きな人にはたまらないと思います。R&Jはシェイクスピアの自叙伝だったてな内容です。実際にシェイクスピアがこの映画にあるようなストーリーを経験したかは、勉強不足でわかりませんが、非常に魅力的なストーリーです。舞台設定も、衣装も、演技も文句のつけようがありません。始まって5分でクオリティーの高さに感動しましたが、その感動は映画が終わるに近づきより大きくなります。


少なくとも観る前に『ロミオ & ジュリエット』の内容は把握しておいた方が楽しめると思います。ブラボーーー!!劇中劇が素敵!!!


★★★★★ 文句無しの5星


           
ロミオ&ジュリエット  真珠の耳飾りの少女 通常版       フリーダ DTS特別版
角川エンタテインメント
スリング・ブレイド
一度観たら絶対忘れないタイプの映画です。ストーリーもシンプルで展開も予測できますが、観てる最中も、終わってからもいろいろ考えちゃう映画です。

子供のころに、母親の情事を目撃し、母親とその相手を殺害した知的障害者の少年が、25年後に精神病院から退院し、故郷の町に帰ってくる。病院で聖書を読み善と悪について学びオヤジになった彼は、地元に帰るが知り合いもなく頼れる人間もいない。そんな彼が地に足をつけて生活する様子と、ひょんなことで知り合った少年との友情の物語。

アメリカ南部まるだしです。アカデミー賞とったビリー・ボブ・ソーントンの演技は当然のことながら素晴らしいですが、少年の演技も非の打ち所がないです。ソーントンは、監督・脚本もやってます。彼の名声を確実なものにした作品。重い社会派映画が好きな人、お薦めです。

★★★★

レントラックジャパン
2046

実ることのない気持ち、実ることのない恋、実ることのない愛。現実と空想が入り乱れ、現実から空想が生まれ、その空想に従って現実が展開する、夢物語。過去に縛られる現実と現実を説明する未来。

音楽の使い方も絶妙で絵も相変わらず綺麗。さすがウォン・カーウェイ監督です。役者もそうそうたるメンバーです。

でも正直観ていてイライラします。結婚前に観ていたら絶賛してるかもしれません。まあ、一種のゲームですね。そのゲームをすることを止めた人間にはただの映像美、よく出来た話でしかない。

難しく考えないとエントロピーは常に増大する方向にあり、安定を求められない人間に真の愛、すなわち秩序を理解できる器はなく、カオスの縁に魅せられた人間には研ぎ澄まされた美意識しか存在しない。ってなことを、同時進行で複雑系の本読んでたので思いましたw


いろんな人が書いてますが、キムタクは浮いてました。


★★★★完成度高いので4星ですが、あまり好きになれなかった。

20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
イン・アメリカ/三つの小さな願いごと

まず子役の2人が可愛すぎて反則です。
今検索してて知ったのですが、この2人実際に姉妹みたいですね。姉のクリスティの演技にこの映画は支えられてます。というか全編を通して彼女の視点で描かれています。母親役のサマンサ・モートンも、どの映画に出演してても演技に非の打ち所がなく大好きです。

シェリダン監督の実生活に基づいているみたいです。脚本で娘のナオミさんが加わっているので、彼女の視点で語られている要素が多いのでしょう。

アメリカ、NYCに移住したアイルランド人家族のお話。現実的ながらも少女の視点なので非常にファンタスティックな物語です。魅力的な脇役マテオも登場して、かなりウルウル状態になれる映画です。

こう言う映画みると、女の子が欲しくなりますw
あまり話題になってませんが、非常に良くできた映画だと思うし、色使いとか部屋の内装とかがお洒落です。万人に薦められる映画。


★★★★