我が家の上空は、自衛隊の輸送機の飛行ルートになっている。
東の方向から飛んできて、我が家の上空で西北方向へ大きく旋回して消えていく。
いつも2基飛行だ。
毎週ではないが、ほとんど金曜日の午前中
夫の話では、小牧基地から小松基地まで飛ぶ輸送機C2らしい。
訓練飛行なのか、実際に輸送中なのかは分からないけれど、我が家の上空が飛行ルートの方向を変えるポイントになっているのは間違いない。
今朝も洗濯物を干そうとベランダに出たらゴーッと言う音が聞こえてきた。
私が見上げてるのが認識できるんじゃないかと(絶対見えてません!)思えるくらいの低空飛行(ありえません!)だった。
今日はふと、飛行機にまつわる幼い頃の光景を思い出して懐かしかった。
私が小学校の低学年の頃、、
軽飛行機やヘリコプターが空から大量の広告ビラをまく、、という宣伝広告の手段があった。
チラシとは言わずに「ビラ」だった。
サイズはハガキほど、とにかくペラッペラの薄紙だった。軽いほうが広範囲に散らばるから。
飛行機の音が聞こえてくると、子どもたちはビラを撒く飛行機かどうか確かめるために空を見上げる。それと分かると、落ちてくる場所を見定め、神社の境内や運動場や公園やあちこちの路地を走り回って競って拾い集めるのだ。
何の広告かはどうでもよく、大事なのは拾った枚数なのだ。
友達と拾ったビラを見せ合って一喜一憂したことを思い出す。
今思うと、よくそんなことをしていたと思う。
ゴミを空から巻き散らかすって言語道断だ。大体危険際りない。
でも、飛行機の音、空からヒラヒラ落ちてくる紙吹雪にどれだけワクワクしたことか、、
紙に印刷された広告物をフライヤーという。
フライヤーの語源が「flyer flier」で、まさに私の幼き頃の思い出「飛行機からのばらまき広告」だと知ったのはまだ最近のことだ。
飛行機からの「ばらまき広告」は自動車事故などの急増で昭和40年代には全国で禁止となったそうだ。
ピエール・ドゥ・ロンサール
アンジェラ