子育てで一番感動したことはなにかな

 

上の子が3歳ぐらいの時ささいなことで夫と言い合いになり

30そこそこの若輩者の私は、しくしくしていた。いまなら

はーとおもいながら、ケーキでもたらふく食べて気にしないかもしれないが。

 

三歳の息子が、ちぎった紙に、私のにっこり笑った顔をかいてもってきてくれた。多分励ますつもりではなかったかもしれない。でも、いつもと少し違う母に何かあげようと思ったのかもしれない。とにかく、くれたのだ。今でもある。

とにかくさらに泣けた。情けなかった。心配してくれているのは様子からわかったので。

それから、泣かなくなったとかなら話はまとまるが、それだけ情けなくおもったのに、それでも、子供の前で母の私は泣くことは多々あったし、なんなら今でも泣く。

さすがに、笑ってる顔の絵はくれないが、またかとめんどくさそうにしながらも、今でも息子は心配している様子を見せる。

情けない母であるが、母も悲しいときは悲しむ普通の弱い人間であると理解してくれているのであろう。

 

感動したのは、自分よりも人生をいきている人間に三歳でも、何かしてあげられるのが人間だと言うことだ。そんなたくましい人間を育てているんだということにうれしく思った。

子育てに疲労困憊していたことが言い合いの主な原因なのだが、

それでもこの人間を育てているのは紛れもなく自分であり、少し自信を持たせてくれたできごとだ。

子育ては感動だとか、甘っちょろい物ではない。

私の場合は、肩に力がはいり、歯を食いしばって泣きながらの生活であった。振り返るとそう思う。

あまりにもそのことになれ、きっかけはいろいろとあるのであろうが、あるときふっと力がぬけたように思う。

今は、時間が解決してくれることが多いこともしり、この時期が続くわけではないことも知っているのが助けになっている。

 

どんな母でも子供は頼り甘え信用してくれる。

自分の子は、目に入れても痛くないというほどかわいく愛しいものである。でも、子育てはある時期永遠と思われるほど心身ともにやられてしまうときがある。

そして、この時期が永遠続いてくれないだろうかと思うぐらい感動する時期でもある。

なかなかそううまくはいかない。