ちいサイズぽち袋ストーリー【前編】 | ぐり屋のブログ

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ネットショップ「ぐり屋」の店主によるブログです。
切り絵制作の裏側や、日々の雑多な物事について綴ります。

今回は、「ぐり屋」の商品である

「ちいサイズぽち袋」の紹介を兼ねて

誕生した経緯をお話しします。

 

▽現在販売中のちいサイズぽち袋。

写真は「あみ柄」。

 

さて、このぽち袋は、文字通りの

「ちいサイズ」。5cm×7cmという

大きさは、小銭を入れるのには丁度

いいサイズ感。

「この電子マネー全盛の時代に?」

と思われてしまいそうですね。

かくいう私自身も、今ではQRコード

決済やID支払い、プリペイドカード

といったものに、日夜お世話になって

います。なんと便利な世の中でしょう。

 

しかし、日常生活において「現金」の

出番が全くゼロになってしまったかと

言えば、実はそうでもないのです。

 

   ◆◆◆

 

ある日、長らく顔を合わせていなかった

友人と会う機会を得ました。2人で喫茶店

に入り、つもる話に花を咲かせました。

 

いざ会計の段になり、よくある会話が

繰り広げられます。

「あ、私、お札をくずしたいから、

一緒に会計してもいいかな」

「じゃあ、後で自分の分を払うね」

ここでは、私がまとめて会計をしたのです

が、どうやらその後に友人から、お金を

少しばかり貰いすぎていたようなのです。

 

帰宅してからその事実に気づいた私は、

すぐに友人に連絡しました。

「さっきのお金、貰いすぎてる。

次に会う時に必ず返すから」、と。

 

ほどなく、思ったよりも早く、件の友人と

再会することになりました。その友人に渡す

べき小銭は、既に用意していたのですが…

 

「何に入れて渡せばいいかな…」

 

小銭を入れるのに適した大きさの袋を、

私は持ち合わせていなかったのです。

 

ちいサイズぽち袋ストーリー【後編】

に続きます。