ゼクス:純白の双翼から始めるゼクス | 一言一行<アハトの雑記>

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毎週日曜日前後に更新。仕事とか体調の関係で前後します。

主に初心者orこれからゼクスを始めてみようとする人向けの記事。復帰する人向けでもあります。ルールについては公式ホームページかフリー冊子を参照です。


0.ゼクス(Z/X)とは。
ブロッコリーから発売されているTCGです。主にカードショップや一部のアニメショップ等で取り扱いがあります。「無料で始められるTCG」がよく使われる売り文句。カードショップに「フリーカード冊子」という無料でもらえる冊子がが置かれており、これが「無料」の所以。このフリーカード冊子にはカードが印刷されており、切って何かしらのスリーブに入れてしまえば公式大会にも出れる優れもの(裏に別のTCGなどを入れること推奨。ペラいので)。
なお、このフリーカード冊子に収録されているカードは「~この能力は○年○月○日まで有効である。」というテキストがあり、期間が過ぎると効果を持たない弱小カードになってしまいます。逆を言えばその期間が過ぎるまでは製品版と全く遜色ない強さであり、トップクラスの強さを持つSR(スーパーレア)のカードだって普通に使えてしまいます。次弾のカードが先行収録されることも多く、トーナメントシーンで使われることさえあります。どうしても手元にない場合、公式ホームページからもダウンロード可能。まずはこれで雰囲気を掴んでもらえると良いでしょう。

1.ハイクオリティデッキ:純白の双翼について
つい先日発売されたばかりの構築済みデッキです。定価は3000円とかなり高めですが、その分かなり強い強力なデッキです。フリーカード以上のものを求める人にまずお勧めしたいのがこのデッキです。これ1つで始められるのは勿論ですが、旧弾のレアカードやSRが再録されている上に新規の強力なSRが3種類収録されているためパーツ取りにも向いてます。この新規SR全てを含むだいたいの強力なカードが4枚搭載されており、複数買う必要もありません。あと、ついでにスリーブも入っていてケースがそのままプラスチック製のデッキケースになる仕様でお得。買ってすぐ大会にでも参加し、持ち帰れます。

2.どんなデッキなの?
ゼクスには5つ色があります。赤、青、白、黒、緑です。純白の双翼は白黒の2色デッキ。プレイヤーカード「天王寺飛鳥」がメインとなったデッキです。
プレイヤーカードとは簡単に言えばプレイヤーの分身。ゲームスタート時から常に場に置かれているカードで、それ自体は何も効果を持ちません。ただし一部のカードにはプレイヤー名を指定するものがあり、「~あなたのプレイヤーが『○○』の場合、このカードは~」といったテキストを持ちます。このデッキの場合「天王寺飛鳥」を指定するカードが多く使われています。もしあなたが別のプレイヤーを使いたいと思っている人なら残念ながらこのデッキの大半は不必要となります(それでもパーツとりの価値はありますが)。
このデッキの基本は破壊されたカードを何度も回収することにあります。看板カードである聖祷の貫護フィエリテと純白の萌芽ソリトゥスがそれぞれチャージとトラッシュからカードを手札に回収することができます。これで何度もカードを回収して戦線を維持しつつ、白特有のパワーダウン効果でフィールを優位にし、制圧していくデッキとなります。

3.キーカード
○聖祷の貫護フィエリテ
おそらく5コストのゼクスとしては破格の能力を持ったカード。起動効果によってパワーを下げられるため、10500までのゼクスを倒すことができます。相手ターン中に使った場合6コスト帯のゼクスですらこのカードは倒せません。2コスト程度のゼクスならバトルする必要すらなく溶かすこともできます。唯一プレイヤースクエアだけはパワーを下げられないですが、ほとんど気になりません。また、チャージからゼクスを1枚回収できます。これで破壊されたカードを何度も使いまわすことが可能。なんなら同名カードを回収してグルグルと毎ターン使いまわしてもいいくらいです。

○純白の萌芽ソリトゥス
除去効果持ちのゼクス。スリープさせる必要があるとはいえ、5コストで5コストのゼクスを倒せればなんら問題はありません。むしろ離れているスクエアも破壊できるので普通に強力。しかも起動効果なので次ターン生き残ればまた効果を使えます。自分ターンは効果を使わず、相手ターン中に使って守りを固めるのもあり。さらにトラッシュからコスト5以下のゼクスを回収できるので手札も潤沢になります。

○限無栄盛の『創造』ルル
通常のデッキではなく、デュナミス(エクストラデッキ)に入れるゼクスエクストラというカード。ゼクスエクストラに関しては前の記事参照。
このデッキを購入する理由の半分以上を占めるのがこのカード。超強力なゼクスエクストラです。
このカードは全体にパワーマイナスを飛ばした上にコスト5以下のゼクスをトラッシュから出せます。パワーマイナスはプレイヤースクエアまで有効であり、単独でパワー11000のゼクスまで倒せます。さらに前述のフィエリテかソリトゥスを場に出し、フィールドを制圧することも可能。一気に場がひっくり返る制圧力を持ちます。

○魔性の妖魔リャナンシー
トラッシュから一時的にコスト3以下のゼクスを出せるゼクス。ターン終了時に出したゼクスはトラッシュに行ってしまいますが…そう、このカードをゼクスエクストラの降臨に使ってしまえばデメリットがなくなります。リャナンシーで白のゼクスを釣ってくればそのままルルを降臨させることができます。ルル効果でソリトゥスを釣ってきてソリトゥスでリャナンシーを回収するなんて動きも。

4.このデッキの動き
1、2ターン目は普通にゼクスを出して攻撃しておけば良いでしょう。先攻なら特に問題はありませんが、後攻だと相手の4コストのゼクスを倒すのに若干困ります。不気味な歯科医デンタルドクターかスクープを追うマンチカン頼りです。それらもなければIG(イグニッション)に賭けます。デンタルドクターはトラッシュからカードを回収する効果を持つため、早々にトラッシュを肥やす意味でIGすると良いでしょう。
3ターン目、ここでこのデッキの看板カードである聖祷の貫護フィエリテと純白の萌芽ソリトゥスの出番。基本はプレイヤースクエア、プレイヤースクエアが埋まっていたらその横に置いて守りを固める形。この2枚は生き残れば生き残った分アドバンテージが稼げるカードです。攻撃よりも守りに使った方が活きます。特にこのタイミングのフィエリテは2ターン以上生存する可能性が高く、これからのバトルを一方的なものにすることも狙えます。ソリトゥスなら相手ターン中に効果を使って相手のIGする機会を遅らせましょう。
4ターン目以降は順次大型ゼクスを投入しつつ場を固めていきます。フィールドが優位になっているなら相手psを攻撃して行っても良いでしょう。チャージ回収とトラッシュ回収で手札を切らさず戦っていくのが肝要です。
5ターン目移行、機を見計らって魔性の妖魔リャナンシーや聖獣オーラレモラなどでルルの降臨を狙いましょう。2体ゼクスが並ぶので相手にダメージを与えるチャンスです。パワーと尽きないカードで相手の圧殺を狙いましょう。


5.このデッキを強化するなら
直近のブースター「神域との邂逅」がお勧めです。このデッキと相性の良いカードが多数収録されています。下記に数点紹介します。

○吹き抜ける『高潔』スド
白単のゼクスエクストラ。高めのパワーに加えノーマルスクエア全体にパワーマイナスをばらまきます。単独で大型ゼクスを倒せますし、他ゼクスのバトルのアシストにもなります。

○蔓延する『悪疾』アッハーズ
黒単のゼクスエクストラ。こちらはコスト4以下破壊とトラッシュからのコスト5以下回収。リャナンシーで黒のゼクスを釣ってくればこのカードに即座につながります。さらにアッハーズ効果でリャナンシーを回収することもでき、アッハーズが複数ゼクスエクストラに入っていれば次ターンも同じ動きが可能。

○アルバイト中のフィエリテ
IGアイコンを持ったフィエリテ。相手プレイヤースクエアを含む広範囲にパワーマイナスを常時ばらまきます。これによりこちらのゼクスが一方的にバトルに勝ちやすくなり、フィールド制圧に貢献します。コストが軽く使い勝手も抜群。現在プレイヤーを天王寺飛鳥にする理由の9割以上がこのカードを利用するためです。

○イヴィルベイン エミクス
こちらはライフリカバリー効果を持ったIGアイコン。ディンギルLv1を達成すると自陣周囲に絶界を付与します。絶界を持ったゼクスはカード効果で選ばれなくなるため除去に強くなり、フィールドがかなり堅くなります。これで各種フィエリテやソリトゥスを守る動きが優秀。

○ロウブリンガー ロブソン
ディンギルLv1を達成すると起動効果でパワーマイナスを飛ばせる1枚。4コストながら、最大でパワー8000のゼクスまで倒せます。また、相手ターン中に効果を使うことで負けるはずだったバトルで自分のゼクスが生き残り、相手に思うように戦わせません。

○嫉妬の使者アイファゾート
チャージに白のカードがあればチャージからコスト3以下のゼクスを出せます。言わずもがなですが、チャージに白の3コスト以下のゼクスがいればそれだけで条件達成。ここからルルにつながります。このカードもコスト5なのでソリトゥスから回収可能。

5.終わりに
ゼクスに興味を持った人は是非フリーカードをさわってみてください。いいな、と思ったら純白の双翼の購入を是非検討してください。

とりあえず今回はここまで。