木を見る森を見る | 堀江直樹の無限上達への道のり
木を見て森を見ず




という諺?があると思います




僕らは普段、




自分の興味関心のある範囲だけに視点が行きがちです。




そのときに自分の判断の基準となるのは




自分の知識や体験が中心になりますね。




人は何かを見たらオートで判断が出るものですが、




その観点がどこから来ているのか。




見ていく必要があると思います。




気づかないうちに自分の思い込みの中だけで相手を判断し、




相手を決めつけてしまっている。




そんなことはよくあると思います。




特にセラピストをやっていると問題点とか、課題を見る癖がつきやすいですが、



気づかないうちに自分の知識の範囲だけで、




相手の人生や人間そのものへの関心がなくなってしまうことがあるなと感じます。




もちろん、森を見て、木を見ず




でも限界です。




森も見れるし、木も見れる。




しかし、森だけでいいのか?




土は?



その山は?



そこに降り注ぐ雨は?



その元となる川は?海は?



そこに関わる動物や人の生き方は?




全てが相互作用をしている中で、




部分だけしか見れないのが人間の脳の限界です。



だって、広い範囲でいっても、小さい範囲でいっても人間の見れる範囲、聞こえる範囲には限界がありますよね。



1つの事象に関わる因子を分けてそれぞれ調べようとしたら、



それこそ、本当に大量の情報に溢れて、訳がわかんなくなると思います。



それらに共通する構造が見えてくると



捉え方は非常にシンプルになりまし、知識が非常に整理がしやすくなります。



目の前の事がらを大きく捉えるためには「自分」という枠から出てみることが大事です。



アインシュタインの名言にこんな言葉があります。



「我々の直面する重要な問題はその問題を作ったときと同じ考えのレベルで解決することはできない」



こんな言葉を胸にまた新たな観点で世界を観ることを意識していきたいです。