今日は近藤真彦の自伝的なエッセイ。


1980年代前半は「ギンギラギンにさりげなく」「ハイティーン・ブギ」といったヤンチャに愛嬌たっぷりにトップアイドルを極めて。


続けて「愚か者」のあたりの、衣装もグッと落ち着いて、今思うと本人の実年齢よりも10かそれ以上、年齢設定の狙いが上過ぎた気もしますが、より大人の男の苦みも表現し始める様になり。


一般ファンにはそれが渋過ぎ・地味過ぎたのか、徐々にTVの世界から遠のき始めて、もちろんステージや舞台での活動はされてたでしょうが、カーレーサーとしての活動もあり、そんな時に例の一大事が起きて、こちらはそのあと数年後に出た、本人が雑誌に書いた連載記事をまとめたものです。


幼少期や家族のこと、趣味、女性の好み等、あくまで率直にそのまま語った半生記ですが、飾り気なく何かを作為して繕うこともなく茶目っ気たっぷりで万人に愛されるべくしてそのまま愛されている、そういう天性の資質があるスターです。


色んなことに好奇心旺盛でハマると一生懸命に頑張っちゃう、我儘なように見えて実は周りに色々気遣いしてることも分かる、先読みとか計算高さ、ゴチャゴチャした分かり難さがなくてシンプル、ザ・男子!ですねと思う、女性はたまらないと思う。


語られてるワールドがいかにも80年代だなぁと思いつつ、あくまでも自分に正直でいたいという姿勢、やっぱり凄く魅力的で、私は好きなんです。