今夜は2002年3月リリースのCeline Dionのアルバム「A New Day Has Come」、これはセリーヌのアルバムでもかなり何度も聴いた、それでいて私はどうも最後まで聴き通すことがなかった作品、このブログに書くにあたって何度か聴き直してみてもやっぱり途中で止めてしまう、なんかアルバム1枚最後まで聴き通す集中力をキープできない気がする作品です。



90年代のセリーヌは映画のテーマソングでヒットを連発していて、何と言ってもタイタニックのテーマソング「My Heart Will Go On」が決定打になって、その頃のセリーヌはもうMadonnaもMariahも敵わない程のトップシンガーになっていて、で、さぁここからという時に確かプロデューサーでもある旦那さんが癌を発病して、その看病のために休養に入ったんでしたよね、まさに空前絶後の人気絶頂期での休養宣言、でもとても人として女性として真っ当な選択で、世の中から大いに好意的に受け止められてたんじゃないかなと思います。


で、それからベストアルバム等も売れはしたけどしばらくしたら本当に表に出てこなくなって、2年ぶりの新作リリースになったのがこちら、周囲の期待もあったろうし、ジャケットの海辺で佇むセリーヌも自然体で美しくて、内容的には90年代の彼女の路線を継承したドラマティックでパワフルなバラード主体の、非常に力の入ったアルバムになっている、んですけど、なんかなー2年間でセリーヌに吹いていた風はかなり止んでしまってた様な・・ヒットした映画主題歌もないのもあるかもですがなんか、歌がかなり力押しになってて、世界中で流れまくったセリーヌの歌声が、アレ?なんかあんまり良くないぞ?みたいな。


どの曲も悪くない、なのに良くないみたいな、何度となく聴き返してみたけどやっぱりそんな感じがした、セールス的にも世の中的にもそう感じた人が多かったのかなぁと言うアルバムです。