最近この時期にしては驚く程の暖かい、というより暑い位の陽気が続いていて、そういうよく晴れた昼間に外を歩きながら聴くと凄く良いと思ったのが、2006年9月リリース、Janet Jacksonのアルバム「20 Y.O.」、1986年の大ヒットアルバム「Control」発売から20年経った事にかけたタイトルだそうで、内容的な関連とか「Control」の曲を連想させるものはなく、私はこれはこれでバリエーションに富んでて聴き飽きなくて、凄く好きな作品です。

その「Control」以降長くJanetのアルバムをメインでプロデュースしてきたJimmy Jam & Terry Lewisの関与はグッと減って、Jermaine Dupri他、複数のプロデューサーを起用して、その成果か音楽の自由度が増してるように感じます、ま、かつてのアルバムは大ヒット確実なキラーチューンが沢山入っていて、次々にシングルカットされて長い間ヒットチャートを賑わせ続けていたのが、この作品はそういう曲はちょっとないかなぁと思う。

というか、そういうところを目指して作ってはないんじゃないかな、アルバム通してより自然に流して聴ける流れとか、あとジャネットはリラクゼーションと言うのをいつも考えてるんじゃないかな、このアルバムも高揚と言うよりはリラックス、弛緩、聴いた時の心地良さを優先している様な、ただキラーチューンから離れる事はセールスの著しい減少に繋がり、もうこの辺りから以降はジャネットはヒットチャート的には成績をガクンと落としてしまいます。

ただ私が思うに聴き心地が凄く良い作品で、週末とか祝日の晴れた日の長閑な日中の気分にフィットするなぁと思った、ま、リラックスとか弛緩させるので、例えばジムで運動しながら聴くには向かないかなとは思いますが笑、ジャネットのアルバムはそういうのが元々多いかな、これは聴きやすくてさり気なくて好きなアルバムです。