Winkが1995年2月に発売、デビュー曲「Sugr Baby Love」から22枚目のシングル「シェリー モン シェリ」までのカップリング曲を全て網羅した2枚組が「Back to front」。

後ろ前という意味のアルバムタイトルですけど確かにWinkはシングルA面に負けず劣らずB面というかカップリング曲も非常に作り手の集中力を感じる、1曲1曲のクウォリティが高い名曲が多いと思う、こうして並べて聴いてみるとシングルA面コレクションの様でもあり、私も好きな曲が多い作品です。

シングルA面同様、B面曲もWinkの活動前期はテンション高めでやや大仰(だけどそこが良い)な所謂ユーロビート路線、後期はややテンポが緩やかでナチュラル・等身大なフォーク路線となっていますが発売順もランダムにこう並べられるとあまり気にならないかなと思う。

私が好きな曲は、Disk1で言うと「追憶のヒロイン」のダブルA面だった「イマージュな関係」、「ふりむかないで」のカップリング「ロマンスの方舟」、Disk2の「無実のオブジェ」、この辺Winkの中でもかなり大人っぽいラインナップです。

「無実の〜」は凄く好きなんだよなー、シングル「リアルな夢の条件」も、この2曲はとにかく完成度が高いと思う、Winkのシングルとそのカップリングの中でも屈指の名曲同士の組み合わせだと思います。