松田聖子さんが2000年11月にデビュー20周年記念としてリリースしたのがこの「『LOVE』 Seiko Matsuda 20th Anniversary Best Selection」です。

代表曲「赤いスイートピー」「あなたに逢いたくて〜Missing You〜」「SWEET MEMORIES」は入っているけど色々ある他のベストアルバムとの違いの一つは、他のシンガーとのデュエットを多く収録していること。

一番の目玉というかビックリは郷ひろみさんとの「True Love Story」「さよならのKISSを忘れない」、ですが他にも原田真二さんとの「夏物語」、Robbie Nevilとの「I'll Be There For You」、Richard Carpenterからも楽曲提供を受け「December Morn」「Christmas Turned Blue」2曲デュエットしています。

まだ幼かった神田沙也加さんとも「Twinkle star, Shining star」を歌っていて、その数曲前に聖子さんから沙也加さんへの愛情をシングルマザー目線で歌った「私だけの天使〜Angel〜」が入っているのも、こういうのどう言えば良いのか・・

聴く人によってはプライベートフル活用して商魂たくましい・あざといとか言われそうだけど、シレッと臆面なくやっちゃえるのが聖子さんなんだろうなぁ、一時期の聖子さんらしいと言うか。

彼女のヴォーカルが非常にクリアで絶好調ではありますが、ちょっと色んな芸能界的な情報とか、そういうプライベートなことが入って来て、素直に音楽作品として聴きにくい所もあるかなぁ、それを置いておいてもなんとなく散漫な作品かなぁとも思ったりします。