今回で音楽作品ときて389作品目のご紹介、自分の音楽データにあってもずっと聴いてなかった作品を改めて取り上げたりして、整理作業でもあり掘り起こしてる感じもあるかも知れません。

こちらは2004年3月にJanet Jacksonが出したアルバム「Damita Jo」、彼女のミドルネームだそうで、アメリカ人のミドルネームへの思い入れって分からないんですけれどもジャネットとしてはよりパーソナルにプライベートな内面を表現したということの様。

1980年代後半からアルバム・シングル全てを大ヒットさせてきたジャネットが本作品で著しく売上げを落とし、結果的にここでジャネットのヒットチャート面での黄金時代は終わってしまうことになる、そんな、一般的には失敗作とも捉えられてしまいそうな作品。

同年2月「スーパーボール・ハーフタイムショー」でJustin Timberlakeが彼女の衣装を剥ぎ取りバストを露出してしまう事件、私も、え!今何が起こったの?って感じでしたがそれで大バッシングを受けて、その騒動が全然収まってないタイミングでのリリース。

あと実際聴いてみて分かりますがそれ以前の大ヒットアルバム「Rhythm Nation 1814」「janet.」等には必ずあった必殺のキラーチューンが本作には全くない、リードシングルとなった「Just a Little While」もポップではあるけどキラーチューンではないし。

なのでハーフタイムショー騒動がなくてもこのアルバムそのものそんな全世界的に1,000万枚、2,000万枚と売れる、そういうアルバムじゃないと思います、どちらかと言えば「Island Life」「Warmth」「Moist」と言った曲もある様に、これは明らかにリラクゼーション・アルバム。

まったりゆるくのんびり、仕事終わりの夜とか週末、決してコーヒー・ジュース・ビール・酎ハイとかじゃなく冷えたワインを飲みながら聴くのが良いんじゃないかなと思う、実際私もそんな風に聴いてますけど、酔いと一緒にふわふわ流れる感じを楽しむ、なかなかオトナな1枚かなと思います。