こちらは華原朋美さんが1999年2月リリースしたファースト・ベストアルバム「kahala compilation」。

この時点までの全て小室哲哉プロデュースのシングルを発売順にコンプリート、結果的に彼女のキャリアのヒット曲のほぼ全てをこれで聴けてしまう作品で、白い布地の特別仕様もあって豪華な感じがありました。

内容的には、前半は「keep yourself alive」「I BELIEVE」「I'm proud」辺りは好きな人との運命的な出会いと高揚を、「LOVE BRACE」は恋愛が成就してラブラブな状態。

中盤「Hate tell a lie」「LOVE IS ALL MUSIC」「たのしく たのしく やさしくね」は恋人との関係に不協和音が流れ、いやいや楽しく優しくしなくちゃ!と自分を諌めている感じ。

後半「I WANNA GO」「YOU DON'T GIVE UP」はどこかへ行きたい閉塞感、そして散々で疲れて抱きしめて欲しいと1人座り込んでしまうような、なんかどう聴いても恋愛関係で一通り辿ることをそのままなぞって歌にしている感じ。

プロデューサーの小室さんがどこまで計算していたかわからないながら、まぁでもそのままじゃないにせよある程度は反映してるんだろうなぁと。

同じTKファミリーでも、安室ちゃんはもちろんhitomiとかも小室さんから離れてもヒットを放ちましたけど、朋ちゃんは、新曲も出してはいたけど明らかに彼女自身テンション下がってたような。

まぁ、小室さんとの関係があったからスターになった朋ちゃん、小室さんも朋ちゃんがいたから書けた曲もあっただろうし、どっちが良い悪いじゃないんでしょうねぇ。